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2024年5月13日

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2024年3月の経済動向分析 先行指数111.4、一致指数113.9、遅行指数106.2を基にした景気後退の可能性

令和6(2024)年3月分速報 景気動向指数(速報、改訂値)(月次) 結果(内閣府)

2024年5月9日、内閣府経済社会総合研究所景気統計部より、2024年3月の景気動向指数(速報値)が発表されました。これによると、2020年を基準値(100)とした時の指数は、先行指数が111.4、一致指数が113.9、遅行指数が106.2と報告されています。

3月の先行指数は、前月から0.7ポイント下落し、2ヶ月ぶりの下降を記録しました。一方で、3ヶ月および7ヶ月の後方移動平均ではそれぞれ0.40ポイント、0.22ポイントの上昇が見られ、連続上昇が続いています。

一致指数については、前月から2.4ポイントの上昇を見せ、3ヶ月ぶりに上昇に転じました。しかし、3ヶ月および7ヶ月の後方移動平均はそれぞれ0.67ポイント、0.19ポイント下降し、連続下降が続いています。

遅行指数は前月比で0.6ポイントの下降を記録し、これも2ヶ月ぶりの下降です。遅行指数の3ヶ月および7ヶ月の後方移動平均では、それぞれ0.26ポイントの下降と0.07ポイントの上昇が確認されています。

さらに、一致指数の基調判断では、現在の景気が下方への局面変化を示しているとされています。これは、最近の一致指数の推移を分析した結果、景気が後退局面に入る可能性が示唆されているためです。また、先行指数や遅行指数の動向もこの見方を支持しています。

指数の算出には、最新のデータを反映させるために過去1年間のデータを追加し、外れ値の閾値も新たに設定されました。これにより、より正確な経済状態の把握が可能となっています。

これらの指数と基調判断は、国内の経済状態を反映する重要な指標として、政策立案や経済分析に広く用いられています。今後も定期的に更新されるこれらのデータに注目が集まることでしょう。

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ