労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 2024年4月の全国消費者物価指数は107.7、前年同月比2.5%上昇で生鮮食品の価格がキャベツ39.4%、りんご37.6%上昇

2024年6月1日

労務・人事ニュース

2024年4月の全国消費者物価指数は107.7、前年同月比2.5%上昇で生鮮食品の価格がキャベツ39.4%、りんご37.6%上昇

2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)4月分(総務省)

2024年4月の全国消費者物価指数が発表されました。この指数は、2020年を基準値100としており、総合指数は107.7となりました。前年同月比では2.5%の上昇、前月比では0.2%の上昇を示しています。生鮮食品を除く総合指数は107.1で、前年同月比で2.2%の上昇となり、前月比では変化がありませんでした。さらに、生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は106.5で、前年同月比では2.4%の上昇、前月比では変化がありませんでした。

今回の物価動向の内訳を見ると、いくつかの項目で顕著な変動が見られます。まず、食料品に関しては、生鮮野菜が前年同月比13.5%の上昇を記録し、特にキャベツは39.4%の上昇を見せました。また、菓子類は5.7%の上昇で、せんべいは19.9%の上昇となりました。生鮮果物も14.5%の上昇を示し、りんごが37.6%の上昇となりました。調理食品は3.5%の上昇で、特に調理カレーが15.1%の上昇を見せています。外食についても2.1%の上昇で、焼肉(外食)は3.2%の上昇を記録しました。

次に、住居費に関しては、設備修繕・維持費が2.5%の上昇を見せ、火災・地震保険料も2.8%の上昇となりました。交通・通信費では、自動車関係費が3.5%の上昇を記録し、ガソリン価格も4.4%の上昇となりました。教養娯楽費に関しては、教養娯楽サービスが7.7%の上昇を示し、特に宿泊料が18.8%の上昇を見せました。教養娯楽用品は3.9%の上昇を示し、ペットフード(ドッグフード)が9.7%の上昇となりました。

一方で、光熱・水道費はガス代が前年同月比で4.2%の減少を記録し、都市ガス代も5.9%の減少となりました。これにより、光熱費の下落が一部で見られることが分かります。

2024年4月の総合指数の上昇は、主に生鮮食品の価格上昇によるものでした。生鮮食品の価格上昇は総合指数の上昇幅を0.15ポイント押し上げました。一方で、エネルギー価格の下落は、総合指数の上昇幅を0.05ポイント縮小する効果を持ちました。また、生鮮食品を除く食料品の価格上昇が総合指数の上昇幅を0.26ポイント縮小する一方で、宿泊料の上昇は総合指数の上昇幅を0.07ポイント縮小しました。

総合的に見て、2024年4月の全国消費者物価指数は前年同月比で2.5%の上昇を示しました。これは主に生鮮食品の価格上昇によるものであり、エネルギー価格の下落が一部影響を緩和しました。今後の物価動向に注目が集まります。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ

パコラ通販ライフ