2024年4月23日
労務・人事ニュース
2024年4月24日からスタート！熱中症による健康被害を未然に防ぐ「熱中症特別警戒アラート」の運用開始
令和6年4月24日（水）から令和6年10月23日（水）まで「熱中症特別警戒アラート」等の運用を開始（環境省）
環境省は、気象庁との協力のもと、2024年4月24日から新たな「熱中症特別警戒アラート」を発表し始めることを明らかにしました。この新しいアラートは、国内の暑さが異常な高さに達し、熱中症による重篤な健康障害が発生する可能性がある場合に発表されます。
熱中症警戒アラートの一環として、気象庁と環境省は、人々が自発的に熱中症予防策をとることを強く促しています。
この措置は、最近の気候変動の影響で熱中症による救急搬送の件数が増加し、年間数万人に及ぶことが背景にあります。特に、夏の期間中に気温が高くなることが多く、これにより高齢者や子どもなど、熱中症のリスクが高い人々に対する注意喚起が必要です。
「熱中症特別警戒アラート」は、全国の都道府県で暑さ指数（WBGT）が特定の基準を超えた場合に発表されます。この基準は、地点によって異なり、最高暑さ指数が35度以上となることが予測される場合に適用されることが多いです。アラートが出されると、地域社会においては、高齢者の見守りや、屋外での作業を避けるなどの予防策が奨励されます。
環境省は、熱中症予防情報をより効果的に伝えるために、公式ウェブサイトやLINE公式アカウント、メール配信サービスを通じて、暑さ指数の予測値や実際のデータを提供しています。これにより、個々の市民が日々の活動を計画する際に、熱中症のリスクをよりよく理解し、対策を講じることが可能です。
さらに、熱中症対策実行計画に基づき、環境省は関連機関と連携し、「熱中症予防強化キャンペーン」を展開しています。このキャンペーンでは、熱中症警戒アラートが発令された地域での情報共有や、適切な行動を促すための指針が提供されています。
熱中症に関する注意喚起と予防は、全国民にとって重要な課題であり、各自が情報に注意を払い、適切な対策を講じることが求められます。環境省は、この新しい「熱中症特別警戒アラート」の導入により、夏季の健康管理をさらに強化し、熱中症による健康被害の発生を最小限に抑えることを目指しています。
⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ