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2024年7月28日

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2024年4-6月期、訪日外国人旅行消費額2兆1,370億円達成

インバウンド消費動向調査2024年4-6月期(1次速報)(観光庁)

2024年7月19日に観光庁が発表したインバウンド消費動向調査によると、2024年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆1,370億円に達し、前年同期比で73.5%増加、2019年同期比で68.6%増加しました。これにより、訪日外国人旅行市場は再び活況を呈していることが示されました。

国籍別に見ると、中国からの旅行者が最も多く、消費額は4,420億円で全体の20.7%を占めました。次いで、米国が2,781億円(13.0%)、台湾が2,639億円(12.4%)、韓国が2,232億円(10.4%)、香港が1,743億円(8.2%)と続きます​。

費目別にみると、宿泊費が全体の33.0%で最も大きく、次いで買物代が31.1%、飲食費が21.8%という結果となりました。前年同期と比較すると、買物代の割合が増加しており、訪日外国人が日本国内でのショッピングを楽しんでいる様子がうかがえます​。

訪日外国人の1人当たり旅行支出は平均23万9千円と推計されています。国籍別ではフランスが41万8千円と最も高く、次いで英国が41万7千円、オーストラリアが40万円となっています。費目別では、英国の宿泊費が最も高く、イタリアの飲食費、スペインの交通費、オーストラリアの娯楽等サービス費がそれぞれ最も高い支出項目となっています​。

この調査結果から、訪日外国人旅行市場が回復しつつあり、各国からの旅行者が日本国内での消費活動を活発に行っていることがわかります。また、消費の内訳を見ると、特に買物代の割合が増加していることから、日本でのショッピングが訪日外国人にとって大きな魅力となっていることが示されています。

2024年4-6月期の消費額の増加要因としては、新型コロナウイルス感染症の影響が薄れ、国際旅行が再開されたことが挙げられます。さらに、日本政府や観光関連業界による積極的なプロモーション活動も効果を上げていると考えられます​。

今後の展望としては、訪日外国人旅行者のさらなる増加と、それに伴う消費額の増大が期待されます。特に、中国、米国、台湾、韓国といった主要市場からの旅行者の増加が引き続き重要な鍵となるでしょう。また、訪日外国人が日本国内でどのような体験を求めているのかをより深く理解し、ニーズに応えるサービスの提供が求められます。

観光業界にとっては、この好機を逃さず、訪日外国人旅行者の満足度を高めるための努力が必要です。具体的には、観光インフラの整備や、地域ごとの魅力を発信するキャンペーンの強化、そして多様な旅行者ニーズに対応したサービスの充実が求められます。これにより、訪日外国人旅行市場の持続的な成長が期待されます​。

⇒ 詳しくは観光庁のWEBサイトへ

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