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2024年7月7日

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2024年6月の消費者意識調査:収入の増え方が0.7ポイント上昇し、40.6を記録

消費動向調査(令和6年6月実施分)(内閣府)

令和6年6月に実施された消費動向調査の結果について詳述します。この調査は6月15日を基準日とし、調査票の回収期間は6月6日から20日まで行われました。

まず、消費者態度指数に関して、令和6年6月の消費者態度指数は前月比で0.2ポイント上昇し36.4となりました。この指数は消費者の全体的な意識を反映する指標であり、消費活動に対する一般的な態度を測るものです。消費者態度指数を構成する各消費者意識指標の動向を前月比で見ると、収入の増え方が0.7ポイント上昇し40.6となり、耐久消費財の買い時判断が0.6ポイント上昇し29.6となりました。

一方で雇用環境は0.3ポイント低下し41.7、暮らし向きは0.1ポイント低下し33.8となりました。また、資産価値に関する意識指標は前月比で1.5ポイント低下し43.8となりました。これらの変動から見て、消費者マインドの基調判断は改善に足踏みが見られるとのことです。この判断は据え置きとなりました。

調査結果によると、消費者態度指数および各消費者意識指標の推移は次のようになっています。令和5年12月から令和6年6月までの消費者態度指数は37.3から36.4まで変動しました。暮らし向きは35.7から33.8まで低下しました。収入の増え方は39.7から40.6に上昇しました。

雇用環境は42.1から41.7に低下しました。耐久消費財の買い時判断は31.5から29.6に低下しました。資産価値は42.4から43.8に低下しました。これらのデータから、全体として消費者の意識はやや改善しつつあるものの、特定の分野では依然として慎重な態度が見られることがわかります。

さらに、消費者意識指標の回答区分別構成比を見ていくと、以下のような傾向が見られました。暮らし向きについては、6月の時点で良くなると回答した割合が0.6%、やや良くなるが4.4%、変わらないが42.9%、やや悪くなるが36.7%、悪くなるが15.4%でした。

収入の増え方に関しては、良くなるが0.8%、やや良くなるが7.5%、変わらないが58.9%、やや悪くなるが20.6%、悪くなるが12.3%となりました。雇用環境については、良くなるが0.7%、やや良くなるが10.8%、変わらないが56.3%、やや悪くなるが24.0%、悪くなるが8.2%でした。

耐久消費財の買い時判断については、良くなるが0.3%、やや良くなるが3.0%、変わらないが30.4%、やや悪くなるが48.4%、悪くなるが17.8%でした。資産価値に関しては、良くなるが1.1%、やや良くなるが12.8%、変わらないが57.8%、やや悪くなるが20.2%、悪くなるが8.0%でした。

また、前月との比較においても、以下のような変化が見られました。暮らし向きでは、良くなるとやや良くなるの割合がそれぞれ0.1ポイントと0.4ポイント増加し、変わらないは0.4ポイント、やや悪くなるは0.3ポイント、悪くなるは0.3ポイントの増加が見られました。

収入の増え方においては、良くなるが0.2ポイント、やや良くなるが0.9ポイント増加し、変わらないは0.2ポイント減少、やや悪くなるは0.7ポイント減少、悪くなるは0.5ポイント減少しました。雇用環境に関しては、良くなるが変化なし、やや良くなるが0.5ポイント増加、変わらないは0.7ポイント減少、やや悪くなるは0.9ポイント増加、悪くなるは0.7ポイント減少しました。

耐久消費財の買い時判断については、良くなるが0.1ポイント、やや良くなるが0.5ポイント増加し、変わらないは0.2ポイント増加、やや悪くなるは0.2ポイント減少、悪くなるは1.0ポイント減少しました。資産価値に関しては、良くなるが0.2ポイント、やや良くなるが0.3ポイント増加し、変わらないは1.0ポイント減少、やや悪くなるは0.9ポイント増加、悪くなるは0.5ポイント減少しました。

最後に、物価の見通しについても調査が行われました。令和6年6月の1年後の物価に関する見通しで最も多かった回答は上昇する(5%以上)であり、46.8%の回答がありました。前月と比べると、上昇すると見込む割合は0.3ポイント増加し、変わらないは0.2ポイント増加、低下するは横ばいでした。全体として、消費者の物価予想は依然として上昇を見込む割合が高く、9割を超える消費者が今後の物価上昇を予想しています。

以上が令和6年6月の消費動向調査の結果の要点です。調査結果からは、消費者の意識や期待、そして物価に対する見通しに関して、わずかながらも改善の兆しが見られる一方で、依然として慎重な態度が根強く残っていることが明らかになりました。このデータを基に、今後の消費動向や経済政策の策定に活用されることが期待されます。

消費者態度指数は、消費者の生活に対する全般的な意識を示す指標であり、経済の健全性を評価する重要なツールです。令和6年6月の調査では、全体的な指数は前月比でわずかに改善しましたが、その中にはさまざまな動きが見られました。収入の増え方と耐久消費財の買い時判断が上昇した一方で、雇用環境と暮らし向きは若干の低下を示しました。特に資産価値に関する意識指標の低下が目立ち、消費者の資産に対する不安が伺えます。

この調査結果は、日本経済の現状と消費者の心理を理解するための貴重な情報源となります。消費者の意識は、経済活動の動向を直接反映するものであり、これを基にした政策の策定が求められます。例えば、収入の増加や雇用環境の改善に対する政策は、消費者態度指数の向上に寄与する可能性があります。また、耐久消費財の購入意欲の向上を目指すためには、金融緩和政策や消費税の減税などの経済刺激策が考えられます。

物価の見通しに関しては、調査結果からも明らかなように、大多数の消費者が今後の物価上昇を予想しています。この見通しは、インフレ期待を反映したものであり、経済政策においても重要な指標となります。特に、物価の安定を図るためには、供給側の強化や輸入コストの削減などの対策が必要です。

調査結果はまた、消費者の生活に対する不安や期待を示すものであり、これを基にした政策の方向性が求められます。例えば、消費者の生活向上を目指すためには、所得の安定化や雇用の創出、さらには教育や医療などの社会保障の充実が不可欠です。特に、消費者の資産価値に対する不安を軽減するためには、住宅市場の安定化や株式市場の透明性の向上などの対策が考えられます。

以上のように、令和6年6月の消費動向調査は、消費者の意識や期待、物価の見通しなど、多岐にわたる情報を提供しています。この情報を基に、今後の経済政策の策定や消費動向の予測に役立てることが期待されます。消費者の意識を的確に反映した政策が実施されることで、日本経済の持続的な成長が図られるでしょう。

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ