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2024年7月27日

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2024年6月の消費者物価指数、総合指数108.2で前年同月比2.8%上昇

2020年基準 消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)6月分(総務省)

2024年7月19日に発表された、2024年6月の全国消費者物価指数のデータによれば、以下の通りの結果となりました。

2020年を基準とする総合指数は108.2であり、前年同月比で2.8%上昇しました。また、前月比(季節調整値)では0.3%の上昇が見られます。生鮮食品を除いた総合指数は107.8で、前年同月比2.6%の上昇、前月比(季節調整値)では0.4%の上昇でした。さらに、生鮮食品及びエネルギーを除いた総合指数は106.6で、前年同月比2.2%の上昇、前月比(季節調整値)では0.3%の上昇となりました。

この結果からわかるように、物価は全般的に上昇傾向にあり、生鮮食品やエネルギーを除いてもその傾向は続いています。特に、生鮮食品を除く総合指数の上昇が顕著であり、消費者の生活費に対する影響が大きいことが示唆されています。

次に、2024年6月の消費者物価指数の詳細を見てみましょう。食料品全体では、前年同月比で3.6%上昇しました。特に生鮮食品は前年同月比で8.0%上昇しており、物価上昇の大きな要因となっています。例えば、トマトが15.6%、さくらんぼが15.7%上昇していることが報告されています。菓子類や外食もそれぞれ5.0%と2.1%の上昇を示しており、これも物価全体の上昇に寄与しています。

住居費に関しては、前年同月比で2.2%上昇し、火災・地震保険料の上昇が影響しています。光熱・水道費は電気代が13.4%上昇し、エネルギー価格の上昇が生活費全体を押し上げる結果となりました。

家具・家事用品では、家庭用耐久財が3.9%上昇し、特にルームエアコンの価格上昇が目立っています。交通・通信費では、自動車等関係費が3.0%上昇し、ガソリン価格の上昇がこれに寄与しています。教養娯楽費も教養娯楽サービスが7.4%上昇し、宿泊料の大幅な上昇(19.9%)が影響しています。

このように、2024年6月の消費者物価指数は総じて上昇傾向にあり、特に食料品やエネルギー関連の価格上昇が顕著です。今後の物価動向にも注視が必要となるでしょう。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ

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