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2024年9月1日

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2024年7月、訪日外客数が2か月連続で過去最高を更新!前年比41.9%増の3,292,500人

訪日外客数(2024年7月推計値)(JNTO)

2024年7月、日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数の推計値は3,292,500人となり、前年同月比で41.9%増、2019年同月比では10.1%の増加を記録しました。この結果、2024年の7月は2か月連続で単月として過去最高の訪日外客数を記録し、7月までの累計では21,069,900人に達しました。これは、過去最速で2,000万人を突破したことを意味します。

この増加の背景には、東アジアや欧州を中心に、学校休暇期間中に訪日需要が高まったことが挙げられます。特に台湾やフィリピン、米国などの市場で訪日外客数が顕著に増加し、これが全体の押し上げ要因となりました。具体的には、台湾からの訪日者数は前年同月比で35.4%増の571,700人、フィリピンからは7.3%増の55,500人、米国からは26.3%増の251,200人となり、いずれも7月として過去最高を記録しています。また、全23市場のうち19市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で過去最高の訪日外客数が記録されました。

訪日外客数の増加要因として、直行便の増便や新規就航が大きな役割を果たしています。例えば、韓国からの直行便は仁川~関西間や仁川~那覇間で増便があり、中国からは上海~福岡間や深セン~成田間での増便が見られました。台湾からは台北桃園~関西間の増便や高雄~成田間の増便があり、米国からはグアム~羽田間の新規就航も行われました。また、フィリピンからのマニラ~関西間、オーストラリアからのシドニー~関西間、カナダからのトロント~関西間の新規就航など、直行便の増加が訪日外客数の増加に寄与しています。

特に注目すべきは、7月に東アジア、欧州、北米、中東など多岐にわたる市場で過去最高の訪日外客数を記録したことです。これにより、日本への観光需要がますます高まっていることが明らかになりました。政府の観光立国推進基本計画においても、「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の3つの柱が示されており、これに基づいて戦略的な訪日旅行プロモーションが展開されています。今後も市場動向を綿密に分析し、さらなる訪日外客数の増加を目指す取り組みが続けられることでしょう。

このような好調な訪日外客数の推移は、観光業界全体にとっても大きな追い風となっています。特に、航空業界や宿泊業界においては、訪日需要の高まりに対応するためのキャパシティの拡充やサービスの向上が求められています。また、地方部への誘客促進も進められており、観光資源が豊富な地域への訪問が増加することで、地域経済の活性化にも寄与しています。

2024年7月の訪日外客数の増加は、日本の観光業が回復基調にあることを示すとともに、今後の更なる成長への期待を高める要因となっています。引き続き、政府や観光業界が連携して、日本を訪れる観光客にとって魅力的な目的地となるための努力が求められるでしょう。

⇒ 詳しくは日本政府観光局のWEBサイトへ

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