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2024年10月26日

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2024年9月の訪日外客数が過去最高を記録!累計2,872,200人突破

訪日外客数(2024年9月推計値)(JNTO)

2024年9月の訪日外客数に関するデータは、過去最高の結果となり、日本の観光業における重要な指標となっています。この月の訪日外客数は2,872,200人で、前年同月比で31.5%増加しており、さらに2019年の同月比では26.4%増となっています。これにより、8か月連続で月ごとの最高記録を更新しました。特に9月までの累計では26,880,200人と、前年の年間累計をすでに上回る数値となっており、観光業の回復が顕著に進んでいます。

この増加には、地域別に見てもさまざまな要因が寄与しています。例えば、東アジア地域では韓国と中国が主要な増加要因となっています。韓国からの訪日外客数は656,700人で前年同月比15.1%増加しました。これには、日本各地へのチャーター便の増便や韓国の大型連休である秋夕(チュソク)の影響が大きく、これにより9月として過去最高を記録しています。中国からの訪日外客数も652,300人で、前年同月比100.3%増という大幅な伸びを見せており、これも地方路線の増便や中国の中秋節や国慶節といった祝日が影響しています。

他の地域でも同様の傾向が見られます。東南アジアでは、特にマレーシアが44.9%増の39,900人となり、9月として過去最高を記録しました。欧州や米国、オーストラリアからの訪日外客数も増加しており、米国からの訪日外客数は191,900人で前年同月比22.5%増、オーストラリアからの訪日外客数は85,700人で33.9%増となっています。これらの増加要因には、直行便数の増加やクルーズ船の寄港などが寄与しており、観光業のさらなる拡大が見込まれます。

また、2023年3月に策定された第4次観光立国推進基本計画のもと、日本政府は「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」を3つの柱として掲げています。この計画では、旅行消費額や地方部宿泊数に関する新たな政府目標も設定されており、これに基づき市場動向を綿密に分析しながら戦略的な訪日旅行プロモーションが展開されています。これにより、今後も継続的に観光客数の増加が期待されており、日本の観光業における経済効果がさらに拡大する見通しです。

具体的な数値を見てみると、2024年1月から9月までの累計で訪日外客数は26,880,200人に達し、前年同期の17,374,722人に比べて54.7%増加しています。また、同じ期間における出国日本人数も9,496,500人で、前年同期比41.5%増となっています。これらのデータは、訪日外客数がコロナ前の水準に戻り、さらなる成長を遂げていることを示しています。

特に目を引くのは、訪日外客数が特定の市場で過去最高を記録した点です。9月として過去最高を記録した市場は、韓国、中国、台湾、米国、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧、中東など、合計18市場に及びます。これらの市場は、直行便の増便や新規の就航便、クルーズ船の寄港など、観光インフラの拡充が影響しており、今後もさらなる成長が見込まれます。

一方で、航空便の増便やクルーズ船の寄港に加え、円安の影響も訪日需要を押し上げる要因となっています。円安による購買力の向上は、特に欧米や中東からの旅行者にとって魅力的であり、旅行費用の減少が消費意欲を高めています。このような経済的要因も、観光業の回復に大きく貢献していると考えられます。

このように、日本の観光業は持続的な成長を遂げており、政府の施策や市場の動向により今後もさらなる発展が期待されています。各市場でのプロモーション活動やインフラ整備を通じて、日本への旅行需要は引き続き高まると見られ、観光業が日本経済に与える影響はますます重要なものとなるでしょう。

⇒ 詳しくは日本政府観光局のWEBサイトへ

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