2025年4月4日
労務・人事ニュース
2025年で最も地球に近い満月が11月5日に出現!通常より明るく大きく見える理由とは
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最終更新: 2025年4月30日 22:32
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東京の星空・カレンダー・惑星(2025年11月)(国立天文台)
2025年11月の夜空では、秋の星座が南の空に広がる一方で、東の空からは冬の星座が昇り始める。秋の星座は比較的明るい星が少ないものの、ペガスス座の大四辺形を目印にすると、アンドロメダ座やカシオペヤ座を探しやすい。冬の星座の代表であるオリオン座やおうし座も徐々にその姿を見せ始め、星空の表情が変わりつつある様子を観察することができる。
この時期、日の入り後には土星が南東から南の空に見え、夜が更けると木星が東の空から昇る。11月2日には月が土星に接近し、9日と10日には木星の近くで輝く。満月は5日で、2025年の中で最も地球に近い満月となる。このため、通常よりも大きく、明るい満月が夜空を照らし、特に観測条件の良い場所ではその迫力を実感できるだろう。
流星群の活動も活発な月となる。5日ごろにはおうし座南流星群が極大を迎え、10日ごろにはおうし座北流星群が続く。これらの流星群は1時間あたりの流星数は少ないものの、火球と呼ばれる特に明るい流星が見られる可能性があり、流星観測の醍醐味を味わうことができる。さらに、18日未明にはしし座流星群が極大を迎える。しし座流星群は、かつて大出現を記録したことがある流星群であり、今年の活動は比較的落ち着いたものになると予測されているが、条件が整えば1時間に5個程度の流星が見られるとされる。しし座流星群は、過去に大流星雨をもたらした歴史もあり、毎年注目される流星群のひとつである。
惑星の動きにも注目したい。水星は11月上旬から中旬にかけて、日の入り後の南西の低空に位置しているが、20日に内合となり、その後は日の出前の南東の低空に移る。東京では30日ごろから日の出30分前の高度が10度を超えるようになり、明るさも0.2等と比較的見やすくなる。金星は日の出前の東から南東の低空にあり、見かけの位置が太陽に近いため観察は難しい。火星も日の入り直後の西の低空にあるが、こちらも観察が困難な状況が続く。一方で、木星はふたご座の方向へと東へ移動しており、12日に「留」を迎えた後、逆行を始める。夜半には東の空に昇り、日の出前に南中するため、深夜から明け方にかけて観察しやすい位置にある。明るさはマイナス2.3等からマイナス2.5等と、非常に明るく輝くため、肉眼でも簡単に確認できるだろう。
土星はみずがめ座を背景に西へ移動していたが、29日に「留」となり、以後は東向きの動き(順行)に転じる。宵の南東から南の空に位置し、明るさは0.8等から0.9等で、観察に適した時期が続く。土星はその環が特徴的であり、小型の望遠鏡を用いれば、土星本体と環の構造をはっきりと確認することができる。
11月7日には立冬を迎え、暦の上では冬の訪れが意識されるようになる。22日には小雪となり、本格的な冬の気配が近づくことを感じるだろう。夜空もそれに合わせるように、冬の星座たちが徐々に高度を上げていく。寒さが増してくる時期ではあるが、防寒対策をしっかりと整え、星空観測を楽しむのも秋から冬にかけての醍醐味である。
11月の星空は、秋から冬への移り変わりを象徴するような、様々な天文現象を楽しむことができる。満月、流星群、惑星の接近など、見どころが多い月となるため、ぜひ夜空を見上げて、その変化を感じてみてほしい。