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2024年12月15日

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2025年1月20日から2月2日まで実施!データで見る星空の明るさ調査

令和6年度冬の星空観察について(環境省)

星空観察は、地域の自然環境を見つめ直し、光害や大気汚染といった現代社会が直面する課題に目を向ける貴重な機会です。環境省は平成30年度から毎年夏と冬に全国規模で星空観察を推進しており、この取り組みは光害防止や大気環境保全の重要性を広く認識してもらうためのものです。加えて、星空という自然資源を地域観光や教育の場で活用することで、地域活性化にも寄与することを目的としています。今年の冬の観察期間は令和7年1月20日から2月2日まで設定されており、全国で参加者を募っています。この活動を通じて、環境の現状をデータで把握し、多くの人々に自然環境保全の意識を深めてもらうことが期待されています。

今回の星空観察では、参加者は肉眼による観察とデジタルカメラを用いた調査の2つの方法で夜空の状態を記録することができます。肉眼による観察では、天の川の見え方を記録するための専用観察シートを使用するほか、Globe at Nightと呼ばれる国際的な夜空観察キャンペーンに参加することができます。このキャンペーンでは、オリオン座周辺の星の見え方を観察し、専用の観察シートを基に星空の状況を記録します。その結果はダークスカイ・ジャパンのウェブサイトを通じて世界中で共有され、光害が及ぼす影響を明らかにするための貴重なデータとして活用されます。

一方、デジタルカメラを用いた調査では、夜空の明るさを数値として評価する取り組みが行われます。参加者は、天頂付近の夜空をデジタルカメラで撮影し、そのデータを環境省が運営する報告サイトを通じて提出します。このデータを基に、光害の影響が地域ごとにどの程度進行しているかを客観的に評価することが可能です。特に継続観察登録地点では、長期間にわたるデータの蓄積が行われており、これらの地点で得られたデータは地域ごとの光害や大気環境の状態を把握する上で非常に重要な役割を果たしています。今年度も新規登録者を募集しており、特に山形県、石川県、大阪府、奈良県、徳島県、香川県、佐賀県、長崎県の8つの都道府県では、登録者が少ないことから積極的な参加が求められています。

観察データの報告後、それらの結果は環境省のウェブサイトを通じて公開されます。この情報は、光害の実態を広く知らせるための啓発材料として活用されるほか、観光や教育の分野での活用も期待されています。また、星空観察に参加した団体や個人の優れた活動については、環境省のウェブサイトや「星空の街・あおぞらの街」全国協議会との連携を通じて広く発信される予定です。これにより、星空を守る取り組みがさらに広がり、多くの人々が環境保全の重要性を実感するきっかけとなることが期待されています。

さらに、このような星空観察は、観察者自身が自然と向き合い、自分たちの地域の環境について深く考える機会を提供します。例えば、夜空の明るさを観察することで、自分たちの住む地域でどの程度星空が見えるかを実感し、光害の問題に気づくことができます。そして、その気づきが地域ぐるみでの環境保全活動や観光資源としての星空の活用につながります。また、夜空の明るさを数値化する取り組みを通じて、環境の変化をデータで確認できることは、環境問題への理解を深めるために非常に効果的です。

星空観察は単なる趣味や科学的な研究活動にとどまらず、地域社会全体に影響を与える大きな可能性を秘めています。この冬、星空観察に参加し、自然環境への関心を高めるとともに、地域や地球全体の環境保全に向けた第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。星空という貴重な資源を未来の世代に残すための取り組みに、多くの方々の参加が期待されています。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ

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