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2024年12月29日

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2025年1月8日から28日までの金星と土星の接近を観察するための最適なタイミングと観察方法

金星と土星が接近(2025年1月)(国立天文台)

2025年1月、夕方の空を飾る天体ショーとして、金星と土星が接近する現象が注目を集めています。特に1月18日から19日にかけては、南西の空でこの2つの惑星が非常に近くに見える機会となります。金星はマイナス4.6等という非常に明るい輝きを放つ一方で、土星は1.1等と比較的控えめな光を放っていますが、2つが接近する様子は星空観察の見どころとなるでしょう。

この接近現象は、太陽系の惑星がそれぞれ異なる速度で公転していることから生じます。1月の東京の日の入り1時間後の空を見上げると、金星はほぼ一定の高度を保ちながら輝き続けますが、土星は徐々に高度を下げる動きを見せます。特に18日と19日の夕方には、両惑星が約2.2度まで近づきます。この距離は満月の見かけの直径のおよそ4倍に相当しますが、肉眼でも2つの惑星を認識するのは十分可能です。

ただし、金星の明るさが圧倒的なため、土星が少し目立たなく感じられるかもしれません。この場合、双眼鏡を用いると同じ視野の中で2つの惑星が揃って観察できるため、土星の存在もよりはっきり確認することができます。この接近現象の最も近い瞬間は1月19日の未明に訪れますが、その時間帯では地平線の下にあり観察はできません。そのため、18日と19日の夕方が最適な観察タイミングとなります。

惑星の位置や動きをより詳しく確認したい場合には、天文学に関するウェブサイトが役立ちます。例えば、「今日のほしぞら」や「こよみの計算」を利用すれば、各都市での惑星の出入り時刻や位置を簡単に調べることができます。東京以外の地域でも、この接近現象の見え方はほとんど変わらないため、全国各地で楽しむことができるでしょう。

ぜひ、この機会に冬の澄んだ空気の中で、金星と土星の接近を楽しんでみてはいかがでしょうか。天文ファンにとってはもちろんのこと、普段星空をあまり観察しない人にとっても、夜空を見上げるきっかけとなるかもしれません。双眼鏡を片手に、星々の織りなす宇宙の美しさを堪能してみてください。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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