2025年1月5日
労務・人事ニュース
2025年3月、東京の夕空に現れる天体ショー 三日月と金星の感動的な並び
月が金星に接近(2025年3月)(国立天文台)
2025年3月2日、夕方の空に美しい天体ショーが広がります。この日、日の入りから1時間後、東京の西の空で三日月と金星が並んで見える光景を楽しむことができます。三日月は細く繊細な姿で浮かび、そばにはマイナス4.8等という非常に明るい輝きを放つ金星が見えるでしょう。夕空に描かれるこの幻想的な景色は、天文学に詳しくない方でも目を奪われることでしょう。
金星は、地球から見るととても明るく輝く天体で、月に次いで夜空で目立つ存在です。金星と月が同時に「三日月型」をしている理由は、どちらも太陽の光を反射して光っているためです。このような形状は、太陽とそれぞれの天体、地球との位置関係によって生じます。この日、望遠鏡を使って金星を観察すれば、月と同じく細い三日月型をした金星を確認できるでしょう。天体観測が初めての方にとっても、感動的な発見となるはずです。
さらに西の空を見渡すと、地平線近くにマイナス0.9等級の水星も見える可能性があります。ただし、水星は太陽の近くにあるため、観察は簡単ではありません。日の入りから30分後の東京では、水星の高度はわずか10度未満となるため、空が開けた場所で雲がなく、視界が良好である必要があります。それでも挑戦してみる価値はあります。
もし観測のために計算が必要であれば、国立天文台の暦計算室ウェブサイトが役立ちます。このサイトでは、月や惑星の出入り時刻を正確に調べることが可能です。「今日のほしぞら」では、代表的な都市の夜空の様子も確認できます。天文現象に興味のある方は、ぜひこの機会に利用してみてください。
2025年3月2日は、天体の動きが作り出す自然のアートを楽しむ絶好のチャンスです。忘れられない夕暮れの空を眺めに出かけてみませんか。