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2025年1月20日

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2025年4月の夜空に輝く最遠の満月の秘密とは?月の地心距離と視直径の変化を解説

最遠の満月(2025年4月)(国立天文台)

2025年4月、地球と月の距離が満月のタイミングで最も遠くなる現象が注目を集めています。月が地球を公転する軌道は楕円形であるため、地球と月の距離は常に一定ではありません。このため、満月や新月といった現象が起きるときの距離も周期的に変化します。特に月の軌道は太陽や地球の重力の影響を受けるため、毎回異なる距離で満月が起きるのが特徴です。

2025年4月13日の満月は、今年の満月の中でも最も地球から遠い位置で起こります。この日、月は日本時間9時22分に満月を迎え、翌日の14日7時48分に最遠地点である遠地点を通過します。満月時の地心距離は約40万6000キロメートルで、月の視直径は約29分25秒角と計算されています。このように、月が遠い位置にあると見かけの大きさが小さくなり、視直径が縮小するため、普段の満月とは少し異なる印象を受けるかもしれません。

一方で、2025年中に地球に最も近い満月は11月5日に発生します。このときの地心距離は約35万7000キロメートルで、視直径は約33分28秒角となります。この距離の違いにより、11月の満月は4月の満月に比べて視直径が約12パーセント大きく、面積では約23パーセントも広がる結果になります。しかし、夜空を見上げた際に、この違いを肉眼で明確に感じ取るのは難しいでしょう。同時に二つの月を比較できるわけではないため、大きさや明るさの違いが視覚的に分かりづらいのです。

この現象を深く理解するためには、いくつかの専門用語を知ることが役立ちます。地心距離とは、地球の中心から月の中心までの距離を指します。また、近地点と遠地点は、月が地球に最も近づく点と最も遠ざかる点を意味します。視直径は、月が見える大きさを角度で示したものです。これらの数値は、暦計算室のウェブサイトなどで確認することができ、月の動きに関心のある方にとって有益な情報源となるでしょう。

4月の満月は、科学的にも天文学的にも興味深い現象です。この時期、夜空を見上げて普段とは少し違う月を感じながら、その神秘的な美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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