労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 2025年6月の夜空に注目!土星と金星に近づく月の軌跡を追う観察ガイド

2025年1月21日

労務・人事ニュース

2025年6月の夜空に注目!土星と金星に近づく月の軌跡を追う観察ガイド

月が土星、金星に接近(2025年6月)(国立天文台)

2025年6月後半、東京では未明の空で月が土星と金星に相次いで近づく美しい天体ショーが展開されます。この現象は6月19日から23日にかけて観測することができ、夜空に輝く惑星と月の位置関係が徐々に変化する様子を楽しむことができます。

6月19日未明、月が土星に最も接近する瞬間が訪れます。この夜、月は下弦で半分に欠けた形をしており、東の空に昇る土星の近くで光を放ちます。土星は夜半過ぎに東の空に現れ、未明にかけて南東の高い位置へと移動します。このとき、土星と月の輝きが互いに寄り添うように見える様子は、神秘的な雰囲気を生み出します。土星の微かな光と、月のはっきりとした輝きのコントラストが特に目を引くでしょう。

その後、日を追うごとに月はさらに東へと位置を変え、25日の新月に向けて徐々に細くなります。この移動の中で、6月22日から23日にかけて月は金星に接近します。この頃、金星は未明の空に現れ、東北東の低い位置から昇り始めます。「明けの明星」とも呼ばれる金星は、未明の空で最も明るく目立つ天体のひとつです。この金星の近くで細く輝く月が並ぶ光景は、明け方の空に彩りを加える特別な瞬間となります。

金星は非常に明るく、その光は薄明が始まる直前まで観測できます。これに対して、欠けて細くなった月は柔らかな光を放ち、金星と調和するように夜空を照らします。この接近は特に23日未明に目立ち、夜明け前の空で見る人々に感動を与えるでしょう。都市の光が多い場所でも、この現象ははっきりと確認できるはずです。

今回の天文現象は、普段なかなか見る機会のない土星や金星に注目する絶好のタイミングとなります。また、これらの惑星と月の接近は肉眼でも十分楽しむことができますが、望遠鏡や星座アプリを利用するとより詳細に観察することが可能です。土星の環や金星の明るさ、そして月のクレーターが作り出す陰影など、天体それぞれが持つ特徴を楽しむことができるでしょう。

梅雨の時期ではありますが、晴れ間があればぜひ夜空を見上げて、この特別な天体ショーを楽しんでください。自然の織りなす壮大なドラマを体感できる瞬間が、夜明け前の静かな空に広がっています。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

パコラ通販ライフ