2025年1月27日
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2025年6月の東京で楽しむ星空観察!惑星の動きや季節の星座観察ガイド
東京の星空・カレンダー・惑星(2025年6月)(国立天文台)
2025年6月の東京における星空の様子について詳しくお伝えします。6月は1年で最も昼間の時間が長い夏至を迎える時期であり、日が沈んでから夜空が暗くなるまでには少し時間がかかります。それでも、空に輝く惑星や星座たちは、天体観察の楽しみを提供してくれるでしょう。
6月21日が夏至の日となり、夜が最も短い季節に入ります。この頃、日没後に西の空を見上げると、赤みを帯びた火星が輝いているのがわかります。さらに空全体を見渡せば、西側では春の星座が傾き、東側からは夏の星座が昇り始め、季節の移り変わりを感じられることでしょう。
夜が更けていくにつれて、東の空には土星が姿を見せ始めます。その一方で、明け方の東の空では金星が明るい光を放っています。この時期、月が惑星たちに接近する様子も観察できるため、月と惑星が描き出す美しい天体ショーを楽しむ絶好の機会となります。
東京での観察に適した情報を具体的に紹介します。まず、水星は北西の低空に位置し、6月18日以降は日の入りから30分後に10度を超える高さに昇るため、見つけやすくなるでしょう。この時期の水星の明るさはマイナス0.4等から0.3等となります。
金星は、1日に西方最大離角となり、マイナス4.4等からマイナス4.2等と非常に明るく輝きます。日の出前の東の空でその存在感を楽しむことができます。
火星はしし座を東に移動しながら、西の空にその赤い輝きを見せます。ただし、その明るさは1.2等から1.5等と控えめなため、注意深く観察する必要があります。
木星は6月25日に「合」の状態となり、太陽とほぼ同じ方向に位置するため、この時期は観察が難しいでしょう。ただし、その後は日の出前の北東の低空で見られるようになります。
土星は夜半から未明にかけての時間帯に南東の空に昇り、明るさは1.1等から1.0等となります。6月の土星はうお座の領域を東に移動しているため、夏の星座の間に見つけることができるでしょう。
また、この月の注目すべき天文現象として、6月1日の金星の西方最大離角や、6月11日の満月、6月25日の木星の「合」などがあります。これらの情報を参考に、天候が良い夜にはぜひ空を見上げて、6月の星空を存分に楽しんでください。