2025年3月9日
労務・人事ニュース
2025年7月の星空情報|土星・火星・金星が次々と接近!見頃の天体ショーをチェック
- 介護職員/2025年3月26日更新
最終更新: 2025年3月26日 03:08
- 「時短勤務可」/准看護師・正看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年3月25日 22:36
- 「土日祝休み」/正看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年3月25日 22:36
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年3月25日 22:36
東京の星空・カレンダー・惑星(2025年7月)(国立天文台)
2025年7月の東京の星空は、夏の訪れを感じさせる華やかな輝きに包まれます。夏至を過ぎ、まだ日の入りは遅いものの、夜空には夏の大三角が東の空に広がり、南の空ではさそり座が見頃を迎えます。天候が安定している日が多いため、星空観察には絶好の季節といえるでしょう。
日が沈んだ後の西の空では、火星がひときわ目を引きます。この惑星は、しし座からおとめ座へと移動しながら、その存在感を放ち続けます。夜が更けるにつれ、東の空から土星が昇り、夜明け前には南東の空に高く見えるようになります。この時間帯になると、東の低空に明けの明星である金星が姿を現し、明るく輝く姿を楽しむことができます。特に7月は、月が惑星に接近する機会が多く、16日と17日には土星、22日には金星、28日と29日には火星に近づきます。月と惑星が並ぶ姿は、毎月異なる風景を生み出し、観察する楽しみを一層深めてくれるでしょう。夏休み期間中には、月の形の変化とともに、惑星の動きをじっくり観察するのも良いかもしれません。
7月の天文カレンダーも充実しており、3日には上弦の月が姿を現し、4日には水星が東方最大離角となります。5日には海王星が「留」となり、動きを変えるタイミングを迎えます。7日には小暑を迎え、暦の上では本格的な夏の到来を示します。11日には満月となり、14日には土星が「留」となって逆行を始めます。17日には水星が「留」となり、その後は見えにくくなるため、観察のチャンスは限られます。18日には下弦の月が訪れ、19日には「土用の入り」となり、暑さが一段と厳しくなることが予想されます。25日には新月となり、31日にはみずがめ座δ(デルタ)南流星群が極大を迎えます。この流星群は、深夜から未明にかけて観察のチャンスがあり、1時間に5個程度の流星が流れると予想されています。観測条件も比較的良好で、暗い空の下ではより多くの流星を目にすることができるでしょう。
水星は7月上旬、日の入り後の西の低空に見え、4日に東方最大離角を迎えます。東京では7日頃まで日の入り30分後に高度10度を超えるため、比較的見つけやすいでしょう。しかし、その後は急速に高度を下げ、月の中旬以降は太陽に近づいて観測が難しくなります。この時期の水星の明るさは0.4等から0.6等とされています。
金星は、日の出前の東の空に明るく輝きます。明るさはマイナス4.1等からマイナス4.0等と非常に明るく、肉眼でもはっきりと観察できます。火星は宵の西の低空にあり、しし座からおとめ座へと移動します。明るさは1.5等から1.6等で、赤みがかった光を放つ姿が特徴的です。木星は日の出前の北東から東の低空にあり、月末になると高度がやや上がるため、より見つけやすくなります。その明るさはマイナス1.9等と比較的明るいため、早朝の空に輝く姿が楽しめるでしょう。
土星はうお座に位置し、14日には「留」となり、これを境に西向きの動き(逆行)を始めます。夜遅くには東の空に昇り、日の出の頃には南中します。明るさは1.0等から0.8等と安定した輝きを見せ、望遠鏡を使えば環を持つその美しい姿を観察することができます。夏の夜空で際立つ存在となる土星は、この時期の天体観測の楽しみの一つとなるでしょう。
7月の星空は、夏の訪れを象徴するような華やかさを持ち、流星群の観測や月と惑星の接近といった見どころが豊富です。夏休みの夜空を見上げながら、星々の輝きをじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。