2025年3月9日
労務・人事ニュース
2025年7月27日から8月9日までの月の変化を観察!三日月から満月までの形の移り変わり
月を観察してみよう(2025年7月)(国立天文台)
2025年7月の夜空では、月の満ち欠けの変化を通じて、その動きを詳しく観察することができます。月は地球の周りを公転する衛星であり、太陽の光を反射して輝いて見えます。そのため、月の見かけの形や位置は日々変化し、新月から満月へと移り変わる様子が確認できます。この夏、夜空を見上げながら、月の動きをじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。
7月25日は、新月を迎えます。この日は月が太陽の方向にあるため、地球からはほとんど見ることができません。翌26日には新月から1日が経過しますが、まだ太陽に近く、観察するのは難しいでしょう。しかし、27日になると、新月から2日が経過し、「三日月」と呼ばれる細い月が現れます。三日月は朝方に東の空から昇り、昼頃に南の空を通過し、夕方には西の空に沈みます。青空の中では見つけにくいかもしれませんが、日の入り後の西の空では、薄暗い背景に浮かぶ繊細な輝きを楽しむことができるでしょう。
8月1日には、月が「上弦」となります。上弦の月は、昼頃に東の空から昇り、夕方には南の空に見え、夜には西へと沈んでいきます。青空の中でも比較的観察しやすいタイミングとなります。その後、8月9日には満月を迎え、夕方に東の空から昇り、夜中には南の空を通り、朝方に西の空へと沈んでいきます。満月の明るさは非常に強く、周囲の星々の輝きをかき消すほどの存在感を放ちます。このように、月の出入りの時刻は日によって異なり、太陽の動きとは異なる複雑な変化を見せるのが特徴です。そのため、毎日同じ時刻に空を観察することで、月の形や位置がどのように変化していくのかを実感できるでしょう。月が地球の最も近くにある天体であり、私たちの住む地球の周りを公転していることが、観察を通じて理解できるはずです。
また、7月後半には、月と火星の接近が見られる特別な天文現象が起こります。7月28日から29日にかけて、宵の空で月が火星に接近し、赤く輝く火星と細い月が並ぶ美しい光景が広がります。火星の明るさは1.5等級ほどで、はっきりとした赤みを帯びているため、西の空で見つけやすいでしょう。この期間、毎日20時ごろに西の空を観察すると、火星に対する月の位置が日ごとに変化していく様子を確認することができます。月の位置の変化は顕著ですが、火星も少しずつ動いていることがわかるでしょう。8月に入ると、火星の高度が徐々に低くなり、20時ごろには10度以下となるため、観察が難しくなります。したがって、2025年の宵の空で月と火星を同時に見られる最後のチャンスといえるでしょう。この機会に、ぜひ火星と月の接近を観察してみてください。
このように、2025年7月の夜空では、月の満ち欠けや位置の変化を通じて、天体の動きを身近に感じることができます。特に、夏休み期間中は天体観測の絶好の機会となるため、毎晩同じ時刻に月を観察し、その変化を記録するのも面白いかもしれません。さらに、7月28日から29日にかけての火星との接近を観察することで、惑星と月の関係についても理解を深めることができるでしょう。夜空を見上げながら、月と惑星の動きを観察し、宇宙の壮大な営みに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。