2025年3月10日
労務・人事ニュース
2025年8月11日〜13日、金星と木星が大接近!東京の東の空でマイナス4.0等の輝きを観察
金星と木星が接近(2025年8月)(国立天文台)
2025年8月11日から13日の未明、東京の東の空では、金星と木星が接近する様子を観察することができます。この時期、金星は「明けの明星」として夜明け前の空に明るく輝いており、そのすぐ近くに木星が寄り添うように見えます。金星の明るさはマイナス4.0等と非常に強く、夜明け前の空でもはっきりと確認できるでしょう。一方、木星もマイナス1.9等と比較的明るく、肉眼でも容易に見つけることができます。これら二つの惑星が接近して輝く光景は、夏の夜明け前のひとときを特別なものにしてくれるでしょう。
この接近は、ふたご座の領域内で起こります。ふたご座は冬の星座として知られていますが、この時期には夜明け前の東の空に昇り、明るい金星と木星がその背景に浮かぶことで、美しいコントラストを生み出します。特に、11日から13日にかけては、金星と木星の距離が最も近づき、視覚的にも際立った光景となるでしょう。明るい惑星同士が接近して見える現象は、肉眼で楽しむのはもちろん、双眼鏡を使うとより細かな違いを観察できるため、天体観測初心者にもおすすめです。
この時期、夜明け前の空はすでに少しずつ明るくなり始めていますが、金星と木星の輝きは非常に強いため、都市部の光害がある場所でも十分に観察できます。よりクリアな視界を確保したい場合は、東の空が開けた場所を選ぶとよいでしょう。特に、12日深夜から13日未明にかけては、ペルセウス座流星群が極大を迎えるタイミングとも重なるため、運が良ければ流れ星が金星と木星のそばを通過する光景を目にすることができるかもしれません。
このように、2025年8月の夜明け前の空では、金星と木星の接近という美しい天体現象が見られます。夏の暑さを忘れさせるようなひとときを過ごすために、ぜひ東の空を見上げてみてください。