2025年3月9日
労務・人事ニュース
2025年8月12日深夜から13日未明、ペルセウス座流星群が極大!東京の夜空で1時間に30個の流星を観察
- 「夜勤なし」/正看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年3月25日 22:36
- 看護師/2025年3月26日更新
最終更新: 2025年3月26日 03:07
- 介護職員/2025年3月26日更新
最終更新: 2025年3月26日 03:07
- 「高給与」/准看護師/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年3月25日 22:36
東京の星空・カレンダー・惑星(2025年8月)(国立天文台)
2025年8月の東京の夜空には、夏の星座や流星群、惑星の接近といった見どころが多く広がっています。日没後、空が完全に暗くなる頃には、天頂付近に夏の大三角が輝きます。これは、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの三つの明るい星が作る三角形で、夏の星座を探す際の目印となります。光害の少ない場所では、この夏の大三角を起点に、南の空へと続く天の川の淡い光を確認できるでしょう。
8月は天文現象が目白押しの月となります。特に注目したいのが、8月12日から13日にかけて見頃を迎えるペルセウス座流星群です。この流星群は、年間を通して最も活発な流星群の一つで、今年は12日深夜から13日未明にかけて極大を迎えます。ただし、今年は月明かりの影響が大きく、観測条件はあまり良くありません。それでも、空が十分に暗い場所では1時間に30個程度の流星を目にすることができると予想されており、光害の少ないエリアでの観察が推奨されます。
また、8月12日と13日の未明には、金星と木星が接近します。明け方の東の空で、金星の強い光が目を引き、そのすぐ近くにマイナス1.9等の木星が見えるでしょう。この二つの惑星が並ぶ姿は、双眼鏡を使うとより鮮明に観察することができます。同じく12日の夜には、月が土星に接近します。土星は明るさ0.8等級ほどで、月のそばに穏やかに輝く姿を確認できるでしょう。月と惑星が接近する様子は、肉眼でも十分に楽しめる天文現象の一つです。
19日には水星が西方最大離角を迎えます。これにより、日の出前の東の空で観察がしやすくなります。東京では17日から24日にかけて、日の出30分前の高度が10度を超えるため、水星を捉える絶好のチャンスとなるでしょう。この期間、水星の明るさは0.3等からマイナス0.6等へと増していき、月末に向けてさらに輝きを増します。高度が低くなっても比較的見つけやすい天体ですので、観察に挑戦してみるのも良いでしょう。
8月の惑星の見え方についても整理しておくと、水星は1日に内合となり、以降は日の出前の東の低空で徐々に見やすくなります。金星は引き続き日の出前の東の空に見え、明るさはマイナス4.0等からマイナス3.9等と非常に明るく輝きます。火星はおとめ座に位置し、日の入り後の西の低空に見えますが、下旬になると太陽に近づくため、観測が難しくなるでしょう。木星はふたご座に位置し、日の出前の東の空に見えます。明るさはマイナス1.9等からマイナス2.0等と明るく、双眼鏡や望遠鏡を使えばその縞模様やガリレオ衛星を観察することができるでしょう。土星はうお座に位置し、西向きに移動する(逆行)時期にあたります。日の入りから3時間ほど経った頃に東の空に見え、明るさは0.8等から0.7等と安定しています。
また、天文カレンダーを見ていくと、1日に上弦の月を迎え、7日には暦の上で秋の始まりを告げる立秋を迎えます。9日には満月が訪れ、13日の早朝にはペルセウス座流星群が極大に達します。16日には下弦、23日には新月となり、29日には伝統的七夕を迎えます。31日には二百十日であり、再び上弦の月が空に浮かぶことになります。
8月は、天体観測の楽しみが豊富な月となります。夏の夜空を彩る流星群、惑星の接近、新月から満月への移り変わりなど、夜空を見上げるたびに新たな発見があるでしょう。特に、中旬には肉眼でも楽しめる天文現象が多いため、ぜひ夜空を見上げ、星々の輝きを楽しんでみてください。