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2025年3月10日

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2025年8月29日、伝統的七夕に注目!東京で半月の下、夏の大三角と天の川を観察しよう

伝統的七夕(2025年8月)(国立天文台)

2025年8月29日、旧暦7月7日にあたる「伝統的七夕」が訪れます。かつての七夕は、現在の新暦の7月7日とは異なり、太陰太陽暦に基づいたものでした。現在、国立天文台ではこの旧暦7月7日にあたる日を「伝統的七夕」として広く紹介しています。今年の伝統的七夕は、8月末の開催となり、すでに夏休みが終わっている方も多いかもしれませんが、夜空を見上げるには絶好のタイミングです。新暦の七夕は梅雨の真っただ中にあたることが多く、晴天に恵まれることは少ないですが、伝統的七夕の時期は天候が安定し、夏の星座を楽しみやすい季節となります。

この夜、東京では日没後の南西から西南西の空に、半月よりも細い月が浮かんでいます。夜が深まるにつれて、空が暗くなり、星々が輝き始めると、頭上付近に七夕伝説に登場する織姫星(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が現れます。さらに、はくちょう座の1等星デネブとともに、これら3つの星が「夏の大三角」を形成し、夏の夜空の象徴的な姿を描き出します。特に、夜が更けて月が沈んだ後には、都市部の光害が少ない場所であれば、織姫星と彦星の間を流れるように広がる天の川の淡い輝きを見つけることもできるでしょう。

伝統的七夕は、日本の風習と星空が深く結びついた特別な日です。七夕といえば、短冊に願いを書き笹に飾る風習が一般的ですが、この日に空を見上げることで、星に込められた願いや物語に思いを馳せることができます。古くから、七夕の夜は天の川を挟んで織姫と彦星が一年に一度出会う日とされてきました。実際の天体配置としては、こと座のベガとわし座のアルタイルが東の空に昇り、夜空の高い位置に輝くため、物語にふさわしいロマンチックな光景を楽しむことができます。

この夜、星空観察を楽しむ際には、できるだけ街明かりの少ない場所を選ぶのがおすすめです。東京などの都市部では、空が明るく天の川を肉眼で見ることは難しいですが、織姫星と彦星、そしてデネブの3つの1等星は明るいため、都会でも十分に観察可能です。また、星座アプリや星図を活用すると、星の位置をより簡単に確認でき、七夕の夜空をより深く楽しむことができるでしょう。

2025年8月の伝統的七夕は、夏の星空を堪能できる貴重な機会となります。普段、忙しい日々を過ごしている方も、この夜は空を見上げ、昔ながらの七夕の風情を感じながら星々の輝きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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