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2025年3月10日

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2025年9月8日、全国で皆既月食を観測!3年ぶりに日本全国で見られる赤銅色の満月

東京の星空・カレンダー・惑星(2025年9月)(国立天文台)

2025年9月の東京の夜空では、天文ファンにとって特に注目すべき現象がいくつか起こります。中でも、9月8日に全国で観測可能な皆既月食が最大の見どころとなるでしょう。さらに、月と金星、木星の接近が観察できるほか、21日には土星が「衝」となり、観望の好機を迎えます。これらの天体ショーを通して、秋の夜空を存分に楽しむことができるでしょう。

9月8日に起こる皆既月食は、日本全国で観測することができ、約3年ぶりに全国で皆既食を目にすることができる貴重な機会です。月食は、月が地球の影に完全に入ることで赤黒く変色し、幻想的な姿を見せます。今回は満月が皆既食となるため、観察条件は非常に良く、天候が晴れれば、日本のどの地域からでも赤銅色に染まった月を楽しむことができます。月食は肉眼で十分に観察可能ですが、双眼鏡や望遠鏡を使うことで、月の表面に映る地球の影の境界をより詳細に見ることができるでしょう。

また、9月の夜明け前の東の空では、金星と木星の接近が観察できます。金星はマイナス3.9等級の強い輝きを放ち、木星もマイナス2.0等級からマイナス2.1等級の明るさで輝いています。特に、9月上旬にはこの2つの惑星が接近するため、明け方の東の空を眺めると、近くに並ぶ2つの明るい星を確認できるでしょう。双眼鏡を使うと、より詳細な姿を捉えることができます。

さらに、9月21日には土星が「衝」となります。「衝」とは、地球から見て太陽の反対側に土星が位置する状態を指し、観察に最も適したタイミングとされています。この時期、土星は日の入りの頃に東の空から昇り、真夜中に南中するため、一晩中観察することが可能です。土星の明るさは0.7等級から0.6等級と比較的明るく、望遠鏡を使えば美しい環を持つ姿を詳細に確認することができるでしょう。また、土星の環を取り巻く衛星タイタンなども観察できるかもしれません。

水星は9月上旬、日の出前の東の低空に位置していますが、13日に外合となり、その後は日の入り後の西の低空へと移動します。しかし、見かけの位置が太陽に近いため、観察は難しいでしょう。火星も同様に、日の入り直後の西の低空に位置していますが、太陽に近いために見つけるのは困難となりそうです。

また、23日は秋分の日となり、この日を境に昼と夜の長さがほぼ等しくなります。これ以降、夜の時間が次第に長くなり、天体観測の時間が増えていきます。夜空を楽しむのに適したシーズンが本格的に始まることを実感するでしょう。

2025年9月の東京の星空は、皆既月食や土星の衝などの天文現象が豊富にあり、星空を眺めるのに最適な月となります。夜空を見上げ、宇宙の壮大な営みに思いを馳せるひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ