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2025年3月10日

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2025年9月8日未明、東京で皆既月食が観測可能!1時27分から始まり、3時12分に食の最大を迎える

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皆既月食(2025年9月)(国立天文台)

2025年9月8日、約3年ぶりに日本全国で皆既月食を観察することができます。前回、日本全域で皆既月食が見られたのは2022年11月8日であり、今回はそれ以来の貴重な機会となります。今回の月食は、7日の夕方に昇った満月が深夜を迎えた8日未明から欠け始め、月が地球の影に完全に入る皆既状態が2時30分から3時53分まで続きます。最も深い部分に達する「食の最大」は3時12分で、その後、4時57分に部分食が終了する予定です。今回は深夜から未明にかけての天体ショーとなるため、観察する場合は防寒対策をしながら、ゆっくりと赤銅色に染まる月の神秘的な光景を楽しむのが良いでしょう。

月食の進行は全国共通で、どの地域でも同じ時間に始まり、同じ時間に終わります。ただし、観測する場所によって月の高度が異なるため、より見やすい地域と、低空に沈んでしまう地域があることに注意が必要です。東京では、月食の始まりである1時27分時点での月の高度は39.7度、皆既食の始まりとなる2時30分には31.0度、食の最大となる3時12分には24.2度、その後、皆既食が終わる3時53分には17.0度、部分食が終了する4時57分には5.2度と、時間が経過するにつれて月の高度が低くなります。東京では日の出は5時26分頃となるため、最後の部分食の終わりの頃には空が明るくなり始めているでしょう。

皆既月食中の月は、普段の満月とは異なり、赤黒く輝く「赤銅色(しゃくどういろ)」に変化します。これは、地球の大気を通過した太陽光が散乱し、主に赤い光が月面に届くためです。この現象によって、月は不気味なほどの深い赤色やオレンジ色を帯びた独特の輝きを見せることになります。皆既月食は肉眼でも十分に楽しめますが、双眼鏡や望遠鏡を使用することで、月のクレーターの影がどのように変化するのかをより詳細に観察することができます。

また、同じ日の夜には、再び東の空から昇ってきた月が、土星と接近する様子を観察できます。土星はこの時期、0.6等から0.7等の明るさで輝き、月と並ぶ姿は夜空のアクセントとなります。特に、9日午前2時頃には月と土星が3.2度まで接近するため、天体望遠鏡を使えば、月のすぐそばに土星の環が見える様子を楽しめるかもしれません。

今回の皆既月食は、日本全国どこからでも見ることができる貴重な機会であり、天候が良ければぜひ観察してみることをおすすめします。特に、月が高い位置にあるうちに観察を始めることで、よりクリアな視界で楽しむことができます。観察する際は、街明かりの影響が少ない場所を選び、できるだけ広い空を確保できる場所で観察すると、より美しい皆既月食の姿を目にすることができるでしょう。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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