2025年4月4日
労務・人事ニュース
2025年11月9日と10日、月が木星に大接近!明るさマイナス2.4等の輝きを楽しむ夜
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最終更新: 2025年4月30日 22:32
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最終更新: 2025年5月1日 11:34
月が木星に接近(2025年11月)(国立天文台)
2025年11月9日から10日にかけて、東京の夜空では月と木星が接近する様子を観察することができる。この2夜は、宵の口よりも夜遅くから明け方にかけてが見頃となり、夜空に輝く木星と半月状の月が並ぶ、美しい天体ショーを楽しめる絶好の機会となる。木星はこの時期、ふたご座に位置し、ふたご座の1等星ポルックス、2等星カストルと共に夜空を彩る。明るさの違いはあるものの、この3つの星とともに見える木星の輝きにも注目してみるとよいだろう。
11月12日に下弦となる月は、この時期ほぼ半月状となっており、夜空の中で程よい明るさを保ちながら、木星と並ぶ光景を際立たせる。月は地球に対する位置を刻々と変えており、毎夜違う場所に見えるが、この2日間は木星のそばに寄り添うように輝く。木星の明るさはマイナス2.4等と非常に明るく、肉眼でも容易に確認できる。晴れた夜には、都会の明るい空の下でも十分に楽しめる光景となるはずだ。
ふたご座の中で輝く木星と、隣に並ぶ月は、夜空において特に目を引く存在となる。ふたご座の主要な星であるポルックスとカストルは、冬の星座として有名であり、夜空の中で双子のように寄り添うように輝いている。木星がこの並びに加わることで、夜空にまた新たなアクセントが加わることになる。ポルックスは1等星であり、その黄色みがかった光が特徴的だ。カストルは2等星で、ポルックスほどではないが、それでも夜空でよく目立つ星のひとつとなる。木星はこの二つの星よりもはるかに明るく、より白く輝くため、ひときわ目立つ存在となる。
木星は太陽系で最大の惑星であり、表面には特徴的な縞模様や巨大な嵐「大赤斑」が存在する。これらの模様は、小型の天体望遠鏡でも観察することができる。また、木星の周りにはガリレオ衛星と呼ばれる4つの大きな衛星があり、これらも双眼鏡や望遠鏡を使えば確認することができる。ガリレオ衛星は、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つであり、それぞれが木星の周りを公転している。これらの衛星の並び方は毎晩変わるため、観察するたびに異なる光景を楽しむことができる。
月と木星の接近は、肉眼で観察するだけでも十分に楽しめるが、望遠鏡を使えば、さらに詳細な観測が可能となる。例えば、月の表面のクレーターや木星の縞模様をより鮮明に観察することができる。特に、木星のガリレオ衛星がどのように並んでいるかを確認するのは、天体観測の醍醐味のひとつである。
11月の夜空は、夏の星座が西へと沈み、冬の星座が東の空に昇り始める時期であり、星座の移り変わりを感じることができる季節である。この時期、夜の冷え込みが増してくるため、天体観測をする際にはしっかりと防寒対策をしておくことが重要となる。手袋や厚手のジャケットを用意し、長時間の観察にも耐えられるよう準備しておくとよいだろう。
また、観察場所を選ぶ際には、できるだけ街明かりの少ない場所を選ぶと、より多くの星々を楽しむことができる。都会では光害の影響があるが、木星や月のように明るい天体は十分に見ることができるため、都市部に住んでいる人でも観測のチャンスは多い。できれば、公園や高台などの開けた場所を選ぶと、より良い観察環境を確保することができる。
今回の月と木星の接近は、天体の動きを身近に感じることができる貴重な機会となる。天体の観察を始めたばかりの人にとっても、目視で確認しやすい現象であり、星空を楽しむきっかけになるだろう。特に、ふたご座のポルックスやカストルと一緒に見えることで、星座と惑星の関係を学ぶ良い機会にもなる。11月9日と10日の夜には、ぜひ夜空を見上げ、月と木星の美しい共演を楽しんでみてほしい。