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2024年3月27日

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2026年までに全幼児用バスに座席ベルトを!新ガイドラインで子どもたちの命を守る!

幼児用バスにもシートベルトの装備が進みます!~幼児に適したシートベルトのガイドラインをとりまとめました~(国交省)

幼児用バスにおけるシートベルトの改善が着実に進んでいます。これは交通事故による負傷リスクを減らすために国土交通省が取りまとめた新たなガイドラインに基づくものです。幼児専用バスの安全性を向上させるために、特に幼児に合わせた座席ベルトの開発が推進されています。

これまで幼児用バスでは、シートベルトの着脱に時間がかかることや、事故発生率の低さから、座席ベルトの開発や普及が遅れていました。しかし、近年の研究や事故分析を踏まえ、幼児用バスの乗員を守る新しい座席ベルトのガイドラインが作成されました。このガイドラインには、扱いやすい2点式ベルトや小さな子供でも操作しやすい設計などが盛り込まれています。

この新しい座席ベルトは、衝突時の安全性を大幅に向上させることが期待されています。具体的には、前面衝突や側面衝突などの事故で、幼児がシートから転落するリスクを減少させることが目的です。実際に行われた実験では、シートベルト装着時の乗員の保持状況や緊急時の脱出性が評価されました。

また、シートベルトの装着や解除は、幼児自身で簡単に行えることが重視されています。実施された試験では、幼児が自分でシートベルトを正しく装着・解除できることが確認されました。このように、幼児専用バスにおける安全性の向上は、適切な座席ベルトの導入によって支えられています。

今後、幼児専用バスの全てにこの新しい座席ベルトが搭載されることで、幼児の安全をさらに守ることができると期待されています。国土交通省は、2026年度までにはこのガイドラインに基づいた座席ベルトが装備された幼児用バスを市場に投入することを目指しています。これにより、幼児運送の安全性がさらに向上し、事故による負傷リスクの低減が期待されています。

この取り組みは、幼児を安全に送迎するための社会全体の努力の一環であり、今後もその進展が注目されます。

「別紙1(概要)幼児専用車の幼児用座席に適した座席ベルトに関するガイドライン」はこちら
「別紙2(プレス)「幼児専用車に適した座席ベルトに関するガイドライン」」はこちら
「別紙2の別添 技術要件詳細」はこちら

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ