2025年2月17日
労務・人事ニュース
2027年国際園芸博覧会の政府展示施設、発注見通しを発表!新築工事が本格始動
GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催を推進! ~GREEN×EXPO 2027の政府出展展示施設(仮称)新築工事の発注見通しを公表~(農水省)
2027年に開催される「GREEN×EXPO 2027」(2027年国際園芸博覧会)の準備が本格的に進められている。農林水産省と国土交通省は、開催国である日本政府として世界に向けた魅力的な出展を実施するための計画を進めており、その一環として、政府出展展示施設(仮称)の新築工事に関する発注見通しを公表した。この博覧会は、国際的な園芸・造園の振興と、花と緑に囲まれた持続可能な暮らしの創造を目的としており、2027年3月19日から9月26日にかけて神奈川県横浜市瀬谷区と旭区にまたがるエリアで開催される。日本が開催国となるこの国際イベントでは、園芸や造園技術の発展に加え、自然と共生する社会のあり方を国内外へ発信することが期待されている。
政府出展展示施設(仮称)は、日本の自然観の価値を再認識し、循環型社会の実現に向けた提案を行う場として計画されている。この施設では、最先端の農業技術を活用した農と食の持続可能性についての展示や、グリーンインフラの紹介が行われる予定だ。さらに、来場者がシアターや実物展示を通じて体験できる工夫が施され、持続可能な社会の実現に向けた行動変容を促す施設としての役割を担うことになる。施設の配置については、会場内の南側に位置し、和泉川を挟んで東西に分棟される設計となっている。この設計では、日本の庭園の伝統技術と最新の知識や技術を融合させ、自然との調和を意識した空間づくりが進められる。日本の伝統的な里山や田園風景を再現することで、訪れる人々に日本の自然との共生の大切さを伝える場となることが期待されている。
新築工事は、令和7年度(2025年度)から令和8年度(2026年度)にかけて実施される予定であり、工事期間は約15カ月を見込んでいる。工事が行われるのは、神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷町7449番地5の一部で、博覧会全体の約100ヘクタールの敷地のうち、政府出展区域は約2.5ヘクタールを占める計画となっている。建築規模としては、西側の建物が木造平屋建てで約2,100平方メートル、東側の建物が木造平屋建てで約1,600平方メートルとなっており、電気設備や機械設備の新設も含まれる。
政府展示施設の入札情報は、国土交通省関東地方整備局の営繕ホームページや入札情報サービス(PPI)に掲載されており、関心のある企業は詳細を確認することができる。また、2027年国際園芸博覧会に関する情報は、農林水産省や国土交通省の関連ページでも公開されている。今回の発表により、日本の伝統と最新技術を融合させた園芸・造園文化を世界に発信する場としての期待が一層高まっている。GREEN×EXPO 2027が、日本のみならず世界各国の持続可能な環境づくりに貢献する大きな機会となることが見込まれている。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ