2024年9月3日
労務・人事ニュース
2050年カーボンニュートラル目指す、しまね補助金で省エネ住宅を支援
令和6年度「しまね省エネ住宅・再エネ設備パッケージ補助金」
令和6年度「しまね省エネ住宅・再エネ設備パッケージ補助金」の申請受付が開始されました。この補助金は、2050年カーボンニュートラルの実現および2030年度の温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた施策として、家庭における脱炭素化を促進し、循環型林業を推進することを目的としています。具体的には、島根県内で県産木材を活用した省エネ住宅を新築し、太陽光発電設備などの再生可能エネルギー設備をパッケージで導入する個人や事業者を対象に、補助金を交付します。
補助対象者は、新築戸建住宅の建築主であり、その住宅に常時居住する予定の個人となります。また、PPA(電力購入契約)やリース契約により、再生可能エネルギー設備を提供する事業者も補助対象となりますが、これらの事業者は島根県内に主たる営業所を有している必要があります。補助金を申請する際には、県税の未納がないことや、暴力団と関わりのないことが条件として求められます。
補助対象となる住宅は、島根県内で新築される戸建住宅で、主要構造部に県産木材が50%以上使用されていることが求められます。また、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)において「ZEH」(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)認証を取得する必要があります。さらに、補助対象設備としては、太陽光発電設備や蓄電池が含まれ、発電された電力の30%以上を住宅内で消費することが条件となります。蓄電池の価格が一定以上の場合は、補助対象外となるため注意が必要です。
申請受付は令和6年7月18日から令和7年1月31日まで行われ、申請書類は郵送で提出する必要があります。受付は先着順で、予定件数に達した場合は期間内でも受付が終了する可能性がありますので、早めの申請が推奨されます。応募に必要な書類や詳細な要件については、島根県環境政策課エコライフ推進係にお問い合わせください。
今回の補助金は、県産木材を活用した省エネ住宅の普及と、再生可能エネルギー設備の導入を一体的に支援することで、地域の脱炭素化を推進する重要な取り組みです。住宅の新築を検討している方や再生可能エネルギー設備の導入を考えている方は、この機会に補助金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
⇒ 詳しくは島根県のWEBサイトへ