2024年2月25日
労務・人事ニュース
209の新講座で開かれるキャリアアップの道

専門実践教育訓練の指定講座を公表しました(令和6年4月1日付け指定)(厚労省)
厚生労働省が職業生活の向上を目指す人々に向けた教育訓練給付金の対象となる新しい「専門実践教育訓練講座」を発表しました。この更新では、デジタル革新や専門技術の発展に伴う社会の要求に応えるための講座が中心となっています。具体的には、AIやデータ分析、セキュリティー分野などの第四次産業革命に関連するスキルを習得するコースや、看護師や専門職資格を目指す者たちのためのプログラムなど、合計209の新講座が追加されました。
これにより、2024年4月1日時点での給付対象講座の総数は2,972講座に達し、学びたいと願う労働者がキャリアアップを目指しやすい環境が整っています。特に注目されるのは、オンラインでの学習や、夜間及び週末を利用した講座が増えている点です。これは、仕事を持ちながらでも学び続けられる柔軟性が高まっていることを示しています。
教育訓練給付金とは、労働者が自身の能力開発に資する講座を受講し、それを修了した際に費用の一部を補助する制度です。この制度を通じて、受講者は講座費用の50%を上限に補助を受けられ、さらに資格取得後に就職等の成果があった場合は、費用の20%を追加で支給される可能性があります。
厚生労働省は、これらの講座を通じて、労働者が自らのキャリアを有意義に形成し、社会全体の人材育成を促進することを目指しています。デジタル化の波に乗り、専門知識や技術を習得したいと考えている人々にとって、これらの新講座は大きなチャンスとなります。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ