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2025年1月20日

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4月の夜空に広がる宇宙のドラマ 流星群と明るい惑星の見どころガイド

東京の星空・カレンダー・惑星(2025年4月)(国立天文台)

2025年4月の東京の星空情報では、春特有の「春霞」が広がるため、星の観望にはやや不向きな条件が続きます。しかし、春霞を逆手に取り、「おぼろ月」の風情や月と惑星の動きを楽しむ絶好の機会ともいえます。特に今月は満月や新月、惑星の動きが多彩で、観察者にとって興味深い現象がいくつか見られます。

4月の東京の夜空では、22日の「4月こと座流星群」が最も注目されるイベントの一つです。この流星群は22日の深夜から23日未明にかけて極大を迎え、理想的な暗い空では1時間に10〜15個の流星が観察できると予測されています。月の明るさも控えめで条件は良好ですが、東京のような明るい都市環境では見られる流星の数がかなり減ることが予想されます。特に初心者の方は、郊外や高台など、街明かりの少ない場所を選ぶことをおすすめします。

今月の月の満ち欠けも見逃せません。13日には地球から最も遠い位置での満月となり、通常の満月に比べやや小さく見えるでしょう。これを「マイクロムーン」と呼びます。一方、28日には新月を迎えるため、星や流星群の観察には絶好の暗い夜となります。

惑星の動きも見どころがあります。特に金星は、日の出前の東の空で明るく輝き、月末の27日には最大光度のマイナス4.8等に達します。この頃の金星は非常に明るく、街中でも容易に見つけられるでしょう。火星はふたご座からかに座へと移動し、宵の空で観察でき、明るさは0.4等から0.9等と徐々に暗くなります。木星も宵の空で見られ、明るさはマイナス2等台を保ちながら、おうし座の中を移動します。一方、水星と土星は、日の出前の低空に位置しているため、観察が難しい状況です。

この時期、観察を楽しむには双眼鏡や天体望遠鏡の利用が便利です。また、天候の変化が多い春は、予報を確認し、晴れ間を逃さないよう計画的な観察が重要です。夜間の冷え込みにも備えて、防寒対策を忘れずに。2025年4月は、星空と月、そして惑星が織りなす春の夜空のドラマを存分に楽しめる月と言えそうです。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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