2024年6月27日
労務・人事ニュース
7月7日に開催される水生昆虫保全講演会!専門家が語るゲンゴロウとタガメの現状と未来を伊丹市昆虫館で学ぼう
令和6年度環境省と昆虫館のコラボ企画の実施について(環境省)
環境省と全国昆虫施設連絡協議会が共同で取り組んでいる絶滅危惧昆虫の保全活動について、今年度の新しい企画が発表されました。特に水生昆虫に焦点を当てたこの取り組みは、絶滅の危機に瀕するゲンゴロウやタガメなどの昆虫を守りながら、その重要性を広く伝えることを目的としています。
7月7日に「ゲンゴロウ・タガメが減っている!みんなで学ぶ水辺の昆虫」という講演会が開催されます。これは、伊丹市昆虫館で行われるもので、YouTubeでの同時配信も予定されています。この講演会では、石川県ふれあい昆虫館の渡部晃平氏や伊丹市昆虫館の田中良尚氏、福岡県保健環境研究所の中島淳氏が講演を行い、水生昆虫の保全や飼育方法、現状について詳しく解説します。参加は無料で、小学4年生以上を対象としています。会場での参加を希望する方は、事前に伊丹市昆虫館に電話での申し込みが必要です。
また、全国の昆虫館では、水生昆虫に関するイベントや企画展示が行われます。これらのイベントをまとめた「令和6年度水生昆虫イベントカレンダー」が作成されました。このカレンダーは、各昆虫館で行われる水生昆虫の生体展示や普及啓発イベントの詳細を掲載しており、各地で水生昆虫について学べる機会を提供しています。
環境省と全国昆虫施設連絡協議会は、絶滅危惧昆虫の保全において重要な役割を果たしています。特に、昆虫館と連携することで、これまでにゲンゴロウやタガメの繁殖技術が向上し、一部の種では野生への復帰が実現しています。今回の企画は、水生昆虫の現状と保全の取り組みを広く国民に伝えることを目的としており、昆虫館を訪れることで実物を見ながら学ぶことができます。
この取り組みの一環として、「知って守ろう タガメとゲンゴロウ」という冊子も作成されました。この冊子では、タガメとゲンゴロウの生態や現状、絶滅危惧種となった背景について詳しく解説しています。一部の昆虫館で展示パネルとしても紹介されており、家庭でも学べる内容となっています。
今回の企画を通じて、多くの人々が水生昆虫の現状を知り、彼らを守るための行動を考えるきっかけとなることが期待されています。各地の昆虫館で開催されるイベントにぜひ足を運び、身近な自然とのつながりを感じてください。
⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ