2025年3月15日
労務・人事ニュース
2027年国際園芸博覧会、高校生が創る未来のガーデン!日本政府出展エリアのデザインに挑戦
- 「夜勤なし」/正看護師/介護施設/車で通えます
最終更新: 2025年5月1日 22:32
- 「時短勤務可」/准看護師・正看護師/介護施設/駅から近くて通いやすい
最終更新: 2025年5月1日 22:32
- 「夜勤なし」/准看護師・正看護師/介護施設/オンコールなし
最終更新: 2025年5月1日 22:32
- 「残業ゼロ」/正看護師/介護施設/住宅補助あり
最終更新: 2025年5月1日 22:32
【高校生募集】2027年国際園芸博覧会 日本国政府出展エリアを彩るガーデン制作プログラム、4月より公募スタート(農水省)
2027年に開催される国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)に向けて、日本政府の出展エリアを彩るガーデンを高校生グループが制作する特別プログラムが始動する。このプログラムは、次世代を担う若者たちと共に、園芸や造園、農業の魅力を国内外に発信し、国際的な交流の場を創出することを目的としている。農林水産省と国土交通省が主導し、高校生たちがテーマに沿ったガーデンデザインを企画し、課題研究を通じて実現に向けた取り組みを行う。
この国際園芸博覧会は、国際的な園芸・造園文化の振興や、自然と調和した暮らしの実現を目的に、世界各国で定期的に開催されている。日本での開催は1983年の大阪花博以来37年ぶりであり、最上位クラス(A1)の博覧会として、国内外の園芸業界にとっても大きな注目を集めている。会場となる神奈川県横浜市瀬谷区・旭区の広大な敷地には、世界中の国や地域が参加し、最新の園芸技術や持続可能な造園デザインが披露される予定だ。
今回の高校生向けプログラムは、単なるガーデン制作ではなく、未来の花き園芸や造園、農業の担い手となる若者たちが、実践を通じて学び、国際的な場で自らの作品を発表する貴重な機会となる。次世代を育成し、持続可能な園芸文化を未来につなげるため、政府は高校生たちの創造力と実践力を全面的に支援する。
プログラムの参加対象は、日本国内の高校、高等専門学校、高等専修学校に在籍する3年生以下の学生で構成されたグループ。応募期間は2025年4月14日(月)から6月20日(金)までとなっており、応募は農林水産省の特設ウェブサイトを通じて行われる。参加希望のグループは、テーマとサブテーマに沿ったガーデンデザインを考案し、それを実現させるための課題研究計画を提出する必要がある。
採択されたグループは、令和8年(2026年)11月までの期間で研究活動を進め、その成果をもとに令和8年12月から令和9年(2027年)3月上旬までの間に、国際園芸博覧会の政府出展エリアでガーデンの制作を行う。そして、完成したガーデンは、博覧会の会期中である令和9年3月19日から9月26日までの期間、来場者に公開される。さらに、制作過程や研究成果についても発表の機会が設けられ、高校生たちの取り組みが国内外の来場者に広く紹介される。
このプログラムの大きな特徴は、単なるデザインや施工の経験だけでなく、実際の課題解決に取り組む点にある。例えば、使用する植物の選定、環境負荷の低減、持続可能な維持管理方法など、現実の造園や園芸の課題に向き合うことが求められる。高校生たちは、植物の生態や土壌、気候条件などの専門知識を学びながら、実際に自分たちの手でガーデンを作り上げる。また、ガーデンのテーマに合わせて、花や緑の持つ癒しの効果、環境問題への貢献など、多様な視点からのアプローチが可能となる。
政府は、この取り組みを通じて、次世代の人材育成だけでなく、園芸や造園の分野に対する社会的な関心を高めることを狙っている。高校生が主体的に企画し、研究し、実際に制作を行うことで、園芸・造園業界への興味を持つ若者を増やし、将来的な担い手の育成につなげる。また、同世代の若者が制作したガーデンを見た来場者にとっても、大きな刺激となることが期待される。
さらに、オンライン説明会も開催予定であり、詳細については後日、農林水産省のウェブサイトにて案内される。応募を検討している高校生や教員、関係者は、まずこの説明会に参加し、応募要領や実施内容について理解を深めることが推奨される。
このプログラムは、国際的な博覧会の場で自分たちのアイデアを実現し、多くの人々に発信できる貴重な機会となる。参加する高校生にとっては、単なる学習の一環を超え、実践的な経験を積むことができるため、将来の進路選択にも大きく役立つだろう。園芸・造園・農業に興味がある高校生たちは、ぜひこの機会を活かし、自分たちの手で未来のガーデンを創り上げてほしい。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ