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2025年4月6日

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訪日外客数が過去最高の3,258,100人!前年比16.9%増(2025年2月推計値)

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訪日外客数(2025年2月推計値)2月:3,258,100人、2月として初めて300万人を突破(JNTO)

2025年2月の訪日外客数は3,258,100人に達し、前年同月比16.9%の増加となった。2月として初めて300万人を突破し、これまで過去最高であった2024年の2,788,224人を大幅に上回る結果となった。主な要因として、一部市場で旧正月(春節)休暇が2月初旬まで続いたことにより、旅行需要が高まったことが挙げられる。また、スノーリゾート需要が引き続き堅調で、特にオーストラリアと米国からの訪日客が増加したことが、全体の数字を押し上げる要因となった。

市場別の動向を詳しく見ると、韓国は847,300人で前年同月比3.5%増となり、2月として過去最高を記録した。中国は722,700人で前年同月比57.3%増と大幅な伸びを示し、航空路線の増便や春節休暇の影響により、訪日意欲が高まったと考えられる。台湾は507,300人で前年同月比1.0%増、香港は195,500人で前年同月比5.0%減となり、香港では旧正月の時期が前年より早まったことが影響し、全体の数字をやや押し下げた。

東南アジアでは、タイが116,800人で前年同月比15.1%増、シンガポールが42,300人で14.6%増、マレーシアが64,900人で7.8%増となり、各国で2月としての過去最高を更新した。特に、バンコク〜中部間の増便や、日本国内の冬季観光の人気が影響したと考えられる。インドネシアでは47,000人で22.9%増、フィリピンは66,700人で2.3%増、ベトナムは73,700人で22.5%増とそれぞれ堅調に推移し、テト休暇の影響も見られた。インドは12,900人で前年同月比29.5%増となり、経由便の利便性向上が影響を与えた。

豪州と北米市場の伸びも顕著で、オーストラリアは88,800人で33.5%増、米国は191,500人で28.8%増、カナダは44,500人で31.3%増となった。特に、スノーリゾート需要や直行便の増加が訪日意欲を後押ししたと考えられる。メキシコは10,800人で40.6%増と大幅に伸びた。

欧州では、英国が31,400人で21.3%増、フランスが26,500人で19.0%増、ドイツが18,600人で25.2%増、イタリアが11,100人で46.9%増、スペインが9,800人で55.0%増と、それぞれ2月として過去最高を記録した。ロシアは5,700人で96.1%増と急増しており、経由便の増加が影響したと見られる。

北欧地域では12,000人で34.5%増、中東地域では10,800人で73.5%増と、それぞれ訪日需要が高まっていることが確認された。特に中東地域では、イスラエルからの訪日者数が昨年減少していたことの反動増が見られ、前年同月比で大きく増加した。

2023年3月に策定された「第4次観光立国推進基本計画」では、「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の3つの柱が掲げられており、日本政府は旅行消費額や地方部宿泊数の拡大に向けた施策を強化している。今回の訪日外客数の増加を踏まえ、市場動向をさらに詳細に分析しながら、戦略的な訪日旅行プロモーションを展開していく方針が示されている。

⇒ 詳しくは日本政府観光局のWEBサイトへ

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