2025年4月4日
労務・人事ニュース
スーパームーンとも呼ばれる地球最接近の満月!2025年11月5日、夜空を照らす最大の月
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最終更新: 2025年4月30日 22:32
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2025年で地球にいちばん近い満月(2025年11月)(国立天文台)
2025年11月5日、今年の満月の中で最も地球に近い満月が夜空に輝く。この日、月は22時19分に満月(望)となり、翌6日の7時27分には近地点を通過する。地球と月の地心距離は約35万7000キロメートルとなり、2025年中の満月の中で最も近い位置となる。そのため、この夜の月は通常よりもわずかに大きく、明るく見えるはずである。月の視直径は約33分28秒角であり、これは2025年4月13日に見えた最も遠い満月と比較すると約14%も大きい。とはいえ、肉眼で見た場合、その違いを直接感じ取ることは難しく、同じ条件で撮影した写真を比較することで、その違いがより明確にわかる。
月が地球の周りを回る軌道は完全な円ではなく、わずかに楕円形をしているため、地球と月の距離は常に変化している。さらに、太陽や地球の重力の影響を受け、月の軌道は刻々と変化している。そのため、満月や新月の際の地球との距離も毎回異なる。近地点で満月を迎えると、通常よりも月の大きさがわずかに大きく見え、地球から遠い遠地点で満月を迎えると、やや小さく見えることになる。
このように、地球に最も近い満月が見られることを指して「スーパームーン」と呼ぶことがある。この名称は天文学的な厳密な定義があるわけではなく、一般に、通常よりも月が明るく、大きく見える満月を指して使われることが多い。スーパームーンの概念は、1979年に占星術師のリチャード・ノール氏が提唱したもので、その後、一般の人々の間で広く使われるようになった。近年では、スーパームーンが起こるたびにニュースで取り上げられ、話題となることが多い。
今回の満月は、2025年の中でも特に地球に近い満月であり、その明るさは夜空を一層際立たせるものとなるだろう。月が地球に近づくと、夜空を照らす明るさも増し、周囲の景色が月明かりに包まれる。都市部では街明かりの影響があるが、それでも月の光の強さを実感できるはずだ。一方、月明かりが強いため、星の観察には適していないかもしれない。特に11月上旬にはおうし座流星群が活動しているが、今回の満月の影響で、暗い流星は見えにくくなる可能性がある。それでも、流星の中でも特に明るい「火球」と呼ばれる流星は、月明かりの影響を受けずに見ることができる。
満月の美しさをより楽しむには、月の出や月の入りの時間帯に注目するのも良い。月が地平線近くにあるときには、大気の屈折によって通常よりも大きく見える錯覚が起こる。この現象は「月の錯視」と呼ばれ、特に低い位置にある月を背景に建物や山などと比較すると、その大きさがより際立って見える。満月の出の時間を確認し、月が昇る瞬間を眺めることで、より印象的な風景を楽しむことができるだろう。
また、満月の明るさを活かして、夜間の自然観察を楽しむのも良い。月明かりが強いため、懐中電灯を使わずに夜道を歩くことができるほどの明るさになることもある。山や湖畔など、周囲に人工の明かりが少ない場所では、月明かりだけで景色が幻想的に照らされる様子を堪能できるだろう。月の光が水面に反射し、銀色に輝く湖や川の景色もまた、満月ならではの美しさである。
今回の満月は、単に「地球に最も近い」という特徴があるだけでなく、月と地球の関係を改めて考えるきっかけにもなる。月は、地球の潮の満ち引きに影響を与えるだけでなく、長い年月をかけて地球の自転をわずかに減速させる働きも持っている。もし、月が存在しなかったとしたら、地球の環境は現在とは大きく異なっていたかもしれない。そうした視点で夜空を見上げると、満月の光がより神秘的に感じられるだろう。
月は、古来より人々にとって特別な存在であり、多くの文化や神話の中で重要な役割を果たしてきた。満月の夜には、月を愛でる習慣があり、日本でもお月見や十三夜といった風習が残っている。2025年11月5日の満月は、単なる天文現象としてだけでなく、自然の美しさを再発見する機会ともなるだろう。