2025年4月3日
労務・人事ニュース
2025年10月6日は中秋の名月!土星と共演する幻想的な満月の夜空
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最終更新: 2025年5月1日 22:32
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東京の星空・カレンダー・惑星(2025年10月)(国立天文台)
2025年10月の東京の夜空には、秋の星座が出そろい、夏の大三角が西の空に傾いていく様子が見られる。この時期の夜空は、澄んだ空気により星々が一層輝きを増し、月や惑星の動きをじっくり観察するのに適している。特に10月6日には中秋の名月を迎え、翌7日には満月となる。今年の中秋の名月は土星の近くに輝き、月と惑星の共演を楽しめる貴重な機会となるだろう。
月の動きにも注目したい。10月13日から14日にかけて、夜が更けると東の空から昇る木星の近くで輝く月の姿を見ることができる。さらに、19日と20日の明け方には、東の低い空で細い月と金星が接近する。この時期の夜明け前の空には、月と金星の光が美しいコントラストを描き、幻想的な光景を作り出す。金星はマイナス3.9等という非常に明るい輝きを放つため、天候が良ければ肉眼でもはっきりと確認できるだろう。
10月の天文現象として特に注目されるのは、21日に極大を迎えるオリオン座流星群である。この流星群は毎年この時期に出現し、極大前後の夜半から未明にかけて1時間あたり5~10個程度の流星を見ることができる。今年は新月の時期と重なるため、月明かりの影響を受けることなく、暗い空での観測に適した条件となっている。流星観測を行う際には、街明かりの少ない場所を選び、しばらく空に目を慣らしてから観察するとよい。オリオン座流星群は速度が速く、明るい流星が多いため、条件が整えば目を引くような美しい流星を見られる可能性が高い。
このほか、10月30日には水星が東方最大離角を迎える。しかし、水星は日の入り後の西から南西の低空に位置し、東京での日の入り30分後の高度はわずか5度程度となるため、観察は困難だろう。一方で、木星はふたご座を東へ移動し、夜半に東の空に昇る。明るさはマイナス2.1等からマイナス2.3等と非常に明るく、南中する頃には観察しやすい高さまで昇るため、双眼鏡や天体望遠鏡を使って観察するのに適した時期となる。木星のガリレオ衛星の変化を追うのも興味深い観測となるだろう。
土星はみずがめ座を西に移動しており、宵の南東の空に見える。明るさは0.6等から0.8等と比較的明るく、天候が良ければ肉眼でも確認できる。土星の環をはっきりと観察するには、望遠鏡を使用するのが最適である。土星はその神秘的な環が特徴的であり、観察するたびに異なる角度からその美しさを楽しむことができる。
秋の星空の特徴として、夏の大三角が西に沈みつつあるのと入れ替わるように、ペガスス座やアンドロメダ座が南の空に広がる。ペガスス座の四辺形を目印にすると、その東側にアンドロメダ座が見つかる。アンドロメダ座には、肉眼でも観察できる天体として有名なアンドロメダ銀河(M31)があり、都市部では難しいが、空が暗い場所ではぼんやりとした光の塊として確認できる。
また、10月8日には寒露を迎え、秋が深まる時期となる。20日には土用の入り、23日には霜降と、暦の上でも冬へ向かう季節の変化を感じることができる。夜空を見上げながら、季節の移り変わりを感じるのもこの時期ならではの楽しみ方である。
東京の10月の夜空は、夏の名残と秋の訪れを同時に感じられる貴重な時期である。満月や流星群、惑星の接近といった多くの天文現象が観察できるため、夜空を見上げる楽しみが増す月となるだろう。特に、月と惑星の接近や流星群は観察しやすく、多くの人が気軽に楽しめる天文イベントとなる。寒さが増してくる時期ではあるが、防寒対策をしっかりとしたうえで、秋の夜空をじっくりと観察してみるのも良いだろう。