2025年3月28日
労務・人事ニュース
マツダ「CX-80」がJNCAP最高評価94%獲得!予防・衝突安全ともにAランクの実力
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マツダ「CX-80」がファイブスター賞を獲得! ~2024年度自動車アセスメントによる評価結果公表第3弾~(国交省)
2025年3月12日、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)は、2024年度自動車アセスメント(JNCAP)の最新評価結果を発表し、マツダ「CX-80」が最高評価となる「ファイブスター賞」を獲得したことを明らかにした。これは、安全性能に優れた自動車に与えられる最高ランクの賞であり、「CX-80」が自動車業界において高い安全基準を満たしていることを示している。
JNCAPの評価基準は年々厳格化されており、2024年度の評価では、交差点における事故を防ぐための「衝突被害軽減ブレーキ」の新たな評価項目や、衝突時に相手車両への影響も考慮した「新オフセット前面衝突」の評価が導入された。これにより、より現実に即した事故リスクの評価が可能となり、車両の安全性をより精密に測ることができるようになった。また、新たに「交通標識認識システム(TSR)」に関する情報提供も開始されており、より高度な運転支援技術の重要性が認識されている。
今回、「CX-80」は予防安全性能と衝突安全性能の両方で最高ランクとなる「Aランク」を獲得しただけでなく、「事故自動緊急通報装置」においても先進型が採用され、100%の評価を受けた。その結果、総合得点は193.8点満点中183.00点となり、評価全体の94%という高いスコアを記録した。これは、JNCAPの最新基準においても極めて優れた安全性能を持つことを証明するものとなった。
「CX-80」の高い安全性能の実現には、複数の先進技術が貢献している。予防安全性能においては、衝突被害軽減ブレーキの精度向上が図られ、交差点や夜間の歩行者検知能力が強化された。また、ドライバーの状態を常にモニタリングし、異常が検知された場合には適切な対応を自動的に行うシステムも導入されている。これにより、運転中のミスや体調不良による事故のリスクを大幅に低減することが可能となった。
衝突安全性能の面では、車両の骨格構造に「コンパティビリティ車体構造」が採用され、衝突時のエネルギーを効率的に吸収・分散することで、乗員への衝撃を最小限に抑える設計となっている。さらに、前席および後席に搭載されたエアバッグシステムが、衝撃吸収能力を強化し、万が一の事故時にも乗員の安全を確保するよう設計されている。また、歩行者との衝突時には、頭部や脚部への傷害を軽減するためのエネルギー吸収構造が施されており、衝突時の衝撃を和らげる効果が期待される。
さらに、「CX-80」には事故発生時の救助を支援する「事故自動緊急通報装置」が搭載されている。このシステムは、エアバッグが作動した際や後方から追突された場合に、車両の位置情報やセンサー情報をコールセンターに自動送信する機能を備えている。専門のオペレーターが迅速に警察や消防へ連絡を行い、必要に応じて救助を要請する仕組みとなっており、事故発生時の対応を迅速化することが可能となる。
JNCAPでは、今回の評価結果を受けて、「CX-80」が最新の安全基準を満たしつつ、より高い次元の安全性能を提供する車両であることを強調している。特に、2024年度の評価基準の変更により、従来以上に厳格な基準でのテストが行われる中で「CX-80」が高得点を記録したことは、自動車業界において安全技術の重要性が増していることを示している。
近年、自動車業界では電動化とともに安全技術の進化が求められており、各メーカーが予防安全や衝突安全の技術開発に力を注いでいる。特に、自動運転技術が進展する中で、ドライバーの補助機能を強化するシステムが次世代のスタンダードとなりつつある。こうした背景のもと、「CX-80」のように高度な安全技術を備えた車両が市場に投入されることで、交通事故の削減に大きく貢献することが期待される。
今後、JNCAPの評価基準はさらなる進化を遂げる可能性があり、新しい安全技術の導入が求められることになる。マツダをはじめとする自動車メーカー各社が、最新の安全技術をいかに取り入れ、ユーザーにとってより安心できる車両を提供できるかが、今後の競争のポイントとなるだろう。
「CX-80」が今回獲得した「ファイブスター賞」は、単なる安全性能の評価にとどまらず、今後の自動車開発の方向性を示すものともいえる。自動車の安全性がますます重要視される中で、今回の評価結果が業界全体に与える影響は大きい。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ