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2025年5月5日

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神戸新港第二突堤に12,353㎡の都市再生空間誕生、企業と地域を結ぶ新拠点に

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神戸のウォーターフロント地区に水際線を活かした質の高い賑わい空間を創出 ~「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」プロジェクトを国土交通大臣が認定~(国交省)

2024年2月に「港湾環境整備計画」として認定され、2025年4月に運営開始が予定されている「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」プロジェクトは、神戸市のウォーターフロント地域に新たな賑わいと価値を創出する大規模な都市再生整備事業として、国土交通大臣の認定を受けました。この事業は、神戸市中央区新港町に位置する新港第二突堤の一角、約1万2353平方メートルの敷地を活用し、都市と港のつながりを再構築する象徴的な取組として注目を集めています。

本事業の施行は、株式会社One Bright KOBEが申請主体となり、都市再生整備事業の枠組みに基づき、民間主導によって行われます。開発エリアの隣接地にはGLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)が位置しており、トッテイパークとアリーナを一体で運営することで、イベント時の回遊性や安全性を高め、相乗効果のあるまちづくりが実現される見通しです。

プロジェクトの中心的な取組のひとつは、賑わい空間の創出とその持続的維持です。具体的には、飲食施設としてブリュワリーやバーベキュー施設を整備するほか、来訪者が快適に過ごせるよう電気・換気・給排水・消火・排煙・非常用照明といった各種インフラ設備が整備されます。施設の建築面積は794.66平方メートル、延べ面積は868.12平方メートル、敷地面積に対する延べ面積比率は8.18%と、港湾空間との調和を意識した構成となっている点も特徴的です。

この施設は単なる商業空間としてではなく、地域のコミュニティと観光客が交わる場として機能するよう設計されており、多言語案内サインやデジタルサイネージ、休憩施設、植栽の再整備などが導入される予定です。特に、視認性や安全性の高いサイン計画と、季節感のある植栽演出により、神戸港らしい洗練された景観形成と利用者の利便性向上が同時に実現されると考えられます。

さらに、本プロジェクトの特筆すべき点は、収益構造と公共還元の仕組みにあります。飲食施設などから得られる収益の一部が、緑地の維持管理に充てられる計画となっており、これにより公共空間の質を高く保つだけでなく、事業としての持続可能性も確保されています。このようなスキームは、民間投資を活用しながらも公益性を確保するモデルケースとして、全国の都市再生事業にも好影響を与えると期待されています。

また、防災面への配慮も事業計画の中核をなす要素のひとつです。アリーナとの一体運営によって、非常時におけるスムーズな避難誘導体制の構築が可能となり、災害時の安全性が大きく向上します。こうした観点からも、単なる施設開発ではなく、地域のレジリエンス向上にも寄与する意義深いプロジェクトと言えるでしょう。

事業のスケジュールとしては、2024年6月24日に着工し、2025年4月25日に竣工予定です。約10か月間という比較的短期間での整備が計画されており、工期の明確化と進捗管理の徹底によって、開業時点での需要に対応する万全の準備が進められています。

企業の採用担当者にとって、このような地域再開発プロジェクトが持つ意義は小さくありません。まず、神戸市という大都市の都心エリアにおいて新たな賑わい施設が誕生することは、地域のブランド価値向上や生活利便性の改善を意味します。とくに若年層やファミリー層にとって、居住地選定や就業地の選定において「都市の魅力」は大きな決定要因の一つであり、本プロジェクトはその魅力度を大きく引き上げる可能性を秘めています。

加えて、GLION ARENA KOBEと連携した施設運営やイベントとのシナジーは、観光業界やエンタメ関連、飲食業界においても雇用機会を生み出す起爆剤になると予想されます。こうした新施設の稼働は、地域内の労働市場に多様なニーズをもたらし、企業にとっては新たな人材確保のフィールドが広がることを意味しています。つまり、地域と企業が一体となって成長するきっかけが、まさにこの「トッテイパーク」によって生み出されるのです。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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