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2025年5月20日

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直方市が省エネ設備導入費を最大100万円補助、令和7年10月31日まで受付

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令和7年 直方市省エネルギー設備導入費等補助金

福岡県直方市では、市内の中小企業や個人事業主が導入する省エネルギー設備の設置にかかる費用を補助する「省エネルギー設備導入費等補助金」の申請受付を令和7年5月1日より開始しました。最大で100万円の補助を受けることができるこの制度は、企業の電力使用効率の向上や環境負荷の軽減を支援する目的で設けられたもので、持続可能な地域経済の実現と、直方市が推進するゼロカーボンシティ構想に大きく貢献するものです。

本補助金の対象となるのは、市内に事業所を構える中小企業者または個人事業者で、将来的にも直方市内で事業継続の意思がある方々です。また、市税の滞納がなく、法人市民税または個人市民税の納税地が直方市であることが条件とされています。さらに、申請の前提として、省エネルギー診断を過去3年間の間に受けている必要があり、直近の診断結果に基づいて高効率な設備を導入する計画であることが求められます。

補助の対象となる設備には、LED照明や高効率空調設備、業務用給湯設備、冷凍冷蔵機器、高効率ボイラー、変圧器、産業用モーターなどが含まれており、導入の際には県内事業者による設置工事を伴う必要があります。また、設備の購入費や設置費の3分の1が補助対象となり、その上限は100万円と設定されています。併せて、省エネルギー診断費用については、自己負担額に対して全額補助が認められている点も魅力的です。

申請の受付期間は令和7年10月31日までで、申請は先着順に審査され、予算が上限に達した時点で早期終了となる可能性があります。申請書の提出は、導入予定の対象設備の引渡し日よりも前に行う必要があり、事後の申請は一切受け付けられません。また、申請時には事業計画書、設備の製品カタログ、見積書、省エネルギー診断結果、納税証明書や決算書類など、詳細な書類の提出が求められるため、余裕をもって準備を進めることが重要です。

補助金の交付が決定された場合でも、事業が完了した後には14日以内、または令和8年2月6日までのいずれか早い日までに、実績報告書を提出する義務があります。この報告には納品書や請求書の写し、支払い証明書類、設置後の写真などが含まれており、透明性と妥当性の確認が重視されます。さらに、交付額が確定したのち、請求書類を提出することで補助金が支払われる流れとなっています。

この制度は、設備導入による電力消費の削減や業務効率の向上を図りながら、財政的な負担軽減も実現できる点で、企業経営にとって非常に実用的な支援策です。また、直方市ではこの補助金制度を通じて、市内事業者との協力体制を強化し、地域全体での脱炭素化推進を目指しており、申請者には今後のゼロカーボン施策への協力も呼びかけられています。

企業の経営者や総務・設備管理担当者にとって、最新の省エネ設備の導入による電気料金の抑制や設備更新の機会は、競争力強化にも直結する取り組みです。直方市のこの制度は、そうした前向きな投資を実現する上での強力な後押しとなるでしょう。

⇒ 詳しくは直方市のWEBサイトへ

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