2025年7月3日
労務・人事ニュース
最大10万円を支援、糸島市が太陽光発電対応カーポート設置補助を令和7年11月28日まで受付中
-
介護職員/介護福祉士/有料老人ホーム/日勤のみ
最終更新: 2025年7月3日 03:00
-
介護職員/福岡市営地下鉄七隈線/賀茂駅福岡市早良区/福岡県
最終更新: 2025年7月3日 06:32
-
介護職員/福岡県/福岡市早良区
最終更新: 2025年7月3日 06:32
-
介護職員/豊前市福岡県
最終更新: 2025年7月3日 02:01
糸島市 【令和7年度申請受付中】創エネルギーのまち・いとしま推進補助金(カーポート)
糸島市では、地球温暖化対策として2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指し、住宅用太陽光発電設備の設置支援を拡充しています。その一環として、令和7年度も「創エネルギーのまち・いとしま推進補助金(カーポート)」の申請受付が始まりました。この制度は、住宅の屋根形状や築年数などの制約により太陽光発電の設置が困難なケースにも配慮し、カーポートを活用した太陽光発電設備の導入を後押しすることを目的としています。
この補助金は、瑞梅寺ダム小水力発電所および白糸の滝小水力発電所による売電収益を財源としており、再生可能エネルギーを市内循環させる取り組みの一環でもあります。補助金の対象となるのは、個人が所有する戸建ての専用住宅または併用住宅に付随する車庫などの敷地内に、太陽光発電設備とともに設置されるカーポートです。補助金額は一律10万円で、1住宅につき1基・1回限りの支給となっています。
補助の条件としては、同一敷地内にある住宅に対して電力を供給することを目的とし、床面積が10平方メートル以上であること、建築基準法に基づく完了検査を受けて検査済証の交付を受けることなどが求められます。また、太陽光発電設備が糸島市の別制度である「脱炭素推進重点対策加速化事業住宅用太陽光発電等設置補助金」によって設置されることが原則となりますが、同補助金の申請受付が終了している場合にはその限りではありません。
申請者となるには、いくつかの要件を満たす必要があります。補助対象設備の設置費用を自己負担し、当該設備を設置することが基本条件であり、交付申請の時点でその住宅に住民票を置いていることが求められます。ただし、将来的に居住を予定している場合や、申請者の2親等以内の親族が居住して設備を使用するケースも対象となる柔軟な運用が認められています。加えて、市税を滞納していないこと、暴力団と無関係であることも明確に規定されています。
申請手続きは糸島市役所環境政策課の窓口への持参、または郵送で受け付けられていますが、インターネットやメールでの提出は不可です。申請書類は、事前に交付要綱や手引きで確認の上、必要書類をすべて揃えた状態で提出しなければなりません。提出期限は令和7年11月28日(金曜日)で、郵送の場合も必着となります。受付は先着順であり、予算に達し次第締め切られるため、早めの対応が推奨されます。
申請内容に基づいた審査はおおむね30日程度を要し、交付決定の通知を受けた後に初めて契約や発注を行うことができます。交付決定前の着手、すなわち契約・発注などを行った場合は、補助対象外となる点に十分な注意が必要です。
設置工事が完了したあとは、実績報告書と関連書類を提出する義務があります。提出期限は令和8年2月13日(金曜日)で、補助金の支給は報告内容に基づいた審査を経て確定されます。必要に応じて市による現地調査が実施されることもあり、不備がある場合は審査に時間を要する可能性があります。
補助金の交付決定後には、補助金交付請求書を改めて提出することで、指定口座へ振り込みが行われます。設備設置後も、取得した設備に関する情報は「善良な管理者の注意」に基づいて保管・管理する必要があり、法定耐用年数(太陽光発電設備に準じて17年)を経過するまでは譲渡や処分、貸し付けなどを行う際には市の承認が必要です。書類の保管義務もこの耐用年数を基準としています。
本補助制度は、太陽光発電の導入が困難とされてきた住環境でも、創エネルギーを実現する手段として注目されています。持続可能なまちづくりを支えるためにも、この機会に制度の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
⇒ 詳しくは糸島市のWEBサイトへ