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2025年7月2日

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大分県が最大40万円を補助、クリエイターとの協働で新価値を創出する令和7年度補助金制度がスタート

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令和7年度大分県新価値創出支援補助金

大分県では、令和7年度の取り組みとして「新価値創出支援補助金」の募集を開始しました。この制度は、県内中小企業がクリエイターと連携しながら、従来の枠にとらわれない商品やサービスの開発に取り組むことで、新たな市場を開拓し、企業の競争力を高めることを目的とした支援策です。クリエイティブの力を事業の中に取り入れたいと考える企業にとって、具体的な成果につながる貴重なチャンスとなっています。

本補助金の利用にあたっては、まず大分県が主催するビジネス課題深掘りワークショップおよびマッチングイベントのいずれかに参加することが要件とされています。令和7年7月17日にはコンパルホールで、また8月1日には大分県立美術館にて、いずれも10時30分から17時までの日程で実施される予定です。これらのイベントでは、自社の抱える経営課題を整理し、それに対してクリエイターとの協働によって解決策を見出していくプロセスが用意されており、単なる相談会ではなく、実際に形になるプロジェクトへの第一歩となる機会です。

補助金制度には二つのコースが設けられており、通常コースでは補助率が3分の1で、上限額は30万円となっています。一方、賃上げを伴う場合には補助率が2分の1に引き上げられ、上限額も40万円まで拡大されます。これは、人件費の向上を図る企業活動への後押しを示しており、地域経済への波及効果も期待されています。補助対象となる経費には、クリエイターへの委託料などが含まれ、具体的な支援対象の範囲については、交付要綱で詳細が確認できます。

公募の受付期間は、2025年6月16日から始まり、締切は2025年8月22日の17時までと明記されています。この期日までに必要書類が到着していることが条件となっているため、余裕を持った準備が求められます。補助金の交付が決定された後は、実績報告書の提出期限である2026年2月28日までの間に事業を完了しなければならず、具体的なスケジュール管理も重要なポイントになります。

この補助金制度の背景には、クリエイティブ分野と産業界との距離を縮め、地域から新しい価値を生み出すことへの期待があります。既存事業のブラッシュアップを図る企業はもちろん、新商品開発やブランド価値の強化を目指す企業にとっても、大きな推進力となり得る制度です。特に、グラフィックデザイン、映像制作、空間演出、プロダクトデザインなど、多様なクリエイティブ領域との協働は、企業活動に新たな視点と魅力をもたらすでしょう。

すでに他の自治体でも類似のクリエイティブ活用支援策が進んでいますが、大分県の特徴は、クリエイターとのマッチングを制度の前提として設計している点にあります。これにより、単に資金を提供するだけでなく、課題解決型の支援を通じて、実行性の高いプロジェクトを創出するという実質的な成果を重視しています。企業担当者にとっては、こうした協働の場に参加すること自体が新たなネットワーク形成や事業展開の契機となり、今後の事業活動における資産となるはずです。

令和7年度の募集開始にあたり、県内中小企業の皆様には積極的な参加が期待されています。ビジネスの変革や新たな挑戦を考えている企業、クリエイティブ分野と連携して新しい価値を創出したいと考えている企業には、ぜひこの制度を活用し、地域発の未来志向のプロジェクトを形にしていただきたいところです。

⇒ 詳しくは大分県のWEBサイトへ

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