2025年7月8日
労務・人事ニュース
令和7年 宮城県が全額補助!宿泊税対応のレジシステム改修に最大150万円支援
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IT事務/月収例29.5万/土日祝休み/未経験から手に職/残業月10h以内/リモートあり
最終更新: 2025年7月16日 21:01
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令和7年 宮城県宿泊税レジシステム改修補助金
宮城県では、2026年4月からの宿泊税の導入を円滑に進めるため、県内の宿泊事業者に対する支援策として、レジシステムの改修や新たな構築にかかる費用を全額補助する「宿泊税レジシステム改修補助金」の申請受付を開始しています。この制度は、宿泊税の徴収に必要な設備投資に対する経済的負担を軽減し、適切な課税と事業運営の両立を目指すもので、2025年6月2日に専用の申請受付窓口が開設されました。
補助対象となるのは、仙台市を除く宮城県内に所在する宿泊施設で、宿泊税条例に基づく特別徴収義務者の登録申請を行ったか、または年間を通じて課税対象となる宿泊が見込まれない施設としての登録届出を行った事業者です。登録はまだ完了していない場合でも、「申請予定」であれば対象として取り扱われる点が柔軟に設計されており、税負担や行政対応への準備を進める事業者にとっても活用しやすい制度となっています。
この補助金は、既存のレジシステムの改修だけでなく、新たなシステムの構築、さらにはそれに付随するハードウェアおよびソフトウェアの購入費用も対象としています。たとえば、レジ本体の改修に加えて、宿泊税を自動で計算・表示できるソフトの導入や、専用端末の購入なども補助対象になります。対象となる費用の支出日は2024年10月17日以降に限られており、それ以前の費用は認められません。また、クラウドサービスの利用料や保守費用、税金、補助対象と直接関係のない経費などは対象外とされているため、申請にあたっては支出項目の精査が重要です。
補助率は10分の10、つまり全額補助であり、上限は設定されていないものの、1施設当たり150万円を超える申請については、事前協議が義務付けられています。この協議では、整備内容の妥当性や必要性などについて確認が行われ、必要と認められた場合のみ交付が決定されます。補助金の交付は基本的に事業完了後となりますが、例外的に事業の遂行に支障があると認められる場合には、概算払での交付も可能とされています。実施前に費用の一部が確保できることで、資金繰りの不安を軽減する工夫がなされています。
申請の受付期間は2025年4月1日から2026年1月30日までと長期間にわたって設けられており、提出先は仙台市青葉区にある指定の補助金事務局(近畿日本ツーリスト株式会社仙台支店内)となります。受付時間は平日の午前10時から午後5時までで、土日祝日は休業となります。申請の際は、補助金交付要綱や様式集、FAQが事前に提供されており、内容に不明点がある場合には電話またはメールでの問い合わせも可能です。
なお、補助対象となる宿泊施設は、暴力団関係者や条例違反者ではないこと、県税の滞納がないことなど、公的支援にふさわしい事業体であることが条件とされています。また、仙台市内の宿泊施設はこの制度の対象外であり、別途仙台市が実施している同様の補助制度に申請する必要があります。これにより、県と市での制度重複を防ぎ、効率的な財政運用が図られています。
宮城県におけるこの新たな補助制度は、宿泊事業者が制度変更に柔軟に対応しつつ、業務継続と地域経済の活性化を両立できるよう後押しするものであり、制度開始後の税徴収に関する混乱を未然に防ぐという観点からも、非常に意義のある取り組みと言えます。該当する宿泊事業者は早めの準備と申請を行うことで、制度のメリットを最大限に享受できるでしょう。
⇒ 詳しくは宮城県のWEBサイトへ