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2025年7月7日

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令和7年 熱中症対策でエアコン購入費に最大5万円助成、魚沼市が非課税世帯を支援

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令和7年 魚沼市 熱中症対策(エアコン購入費)助成金

高齢者や子育て世帯、障がいのある方々など、夏の暑さによる健康被害のリスクが高い市民を守るため、魚沼市では令和7年度に熱中症対策としてエアコンの購入と設置費用を助成する制度を実施しています。この制度は、エアコンが一台も設置されていない世帯を対象に、新たにエアコンを導入する場合、その費用の一部を公費で支援するというものです。

対象となるのは、魚沼市内に居住し、住民税の均等割が非課税であることなどの要件を満たす世帯です。具体的には、65歳以上のみで構成される非課税世帯、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを所持する方がいる非課税世帯、18歳未満の子どもを扶養している非課税世帯、または生活保護を受給している世帯が対象となります。なお、対象者の年齢については、令和7年度中に所定の年齢に達する方も含まれます。

助成金額は1世帯につき上限5万円で、購入および設置にかかった実費の2分の1が補助されます。たとえば、85,000円のエアコンを購入・設置した場合、助成額は42,000円となり、自己負担額は43,000円です。この助成は1世帯につき1台までと定められており、修理や買い替えには適用されません。助成対象となるのは新品のエアコンの購入と専門業者による設置費用であり、申請者が自ら設置した場合の工事費は補助対象外です。

申請の受付は既に始まっており、期限は令和8年1月30日までです。申請にあたっては、指定様式の申請書に加えて、見積書や設置予定場所の写真などの資料を添えて提出する必要があります。その後、エアコンの設置が完了したら、設置後の写真と領収書を添えて実績報告を行い、問題がなければ指定口座に助成金が振り込まれる仕組みです。設置作業は遅くとも令和8年2月27日までに完了しなければなりません。

注意点として、生活実態を基に世帯の認定が行われるため、例えば住民票上は別世帯でも実際には親子で同居しているような場合は対象外となります。また、他市町村から転入してきたばかりであっても、要件を満たしていれば補助の対象となります。この制度はエアコンの無い家庭にとって、暑さ対策と健康保護の両面で非常に有効な支援であり、行政が生活環境の改善に取り組んでいることを示す重要な政策のひとつです。

市民の命と健康を守るという明確な目的のもと、税金の適切な活用がなされており、気候変動に対応した行政支援の好例とも言えます。今後ますます暑さが厳しくなると予想される中で、このような施策の存在は特に社会的に弱い立場にある市民にとって大きな安心材料となります。該当する可能性のある方は、速やかに市役所へ問い合わせのうえ、申請手続きを行うことが望まれます。

⇒ 詳しくは魚沼市のWEBサイトへ

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