2025年7月22日
労務・人事ニュース
電気牧柵導入に最大32,000円の補助!小城市がイノシシ被害対策に令和7年度支援制度を開始
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「車通勤OK」/正看護師/介護施設/研修が充実で安心
最終更新: 2025年7月21日 22:37
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「駅チカ」/准看護師/有料老人ホーム/介護施設/夜勤なし
最終更新: 2025年7月21日 22:36
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「夜勤なし」/准看護師/デイサービス/オンコールなし
最終更新: 2025年7月21日 22:37
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介護職員/福岡県/福岡市東区/JR香椎線/土井駅
最終更新: 2025年7月22日 07:03
小城市 令和7年度電気牧柵の補助
佐賀県小城市では、近年深刻化しているイノシシなどによる農作物被害に対応するため、令和7年度も引き続き電気牧柵の設置に対する補助制度を実施しています。農業従事者にとって、野生動物による被害は収量の減少のみならず、営農意欲の低下にもつながる深刻な問題です。こうした被害の未然防止を目的に、市が主体となって実施する本制度は、費用の一部を公費で負担し、電気牧柵の普及と設置促進を図るものです。
この制度の対象となるのは、小城市内に居住する個人の方です。補助の対象となる電気牧柵の仕様は2種類あり、いずれも野生動物の侵入を効果的に防ぐために設計されています。1つはバッテリー本体のみの導入を希望するケースで、個人負担額は15,000円に設定されています。もう1つは、より本格的な設置を希望する方に向けたもので、バッテリー本体に加えて支柱やコード、ガイシ(絶縁体)を含む500メートル×2段の構成が補助対象となります。こちらのケースでの個人負担額は32,000円です。
なお、制度の利用にあたっては、必ず事前に市の農林水産課農政企画係への問い合わせが必要となっています。補助を希望する場合は、申請内容や条件の詳細確認を含め、担当課との相談を経た上で正式な申請手続きを進めてください。また、補助の受付は令和7年10月31日(金曜日)までと期限が設けられており、予算に達し次第受付終了となる点には十分な注意が必要です。翌年に設置を検討している方は、次年度の制度枠での申請となるため、早めの計画立案が求められます。
電気牧柵の導入は、設置直後からその効果を発揮する実用的な防護策です。イノシシなどの野生動物による作物の食害や踏み荒らしを防止するため、すでに多くの農家が活用しており、導入済みの農地では被害件数が著しく減少したという実績も報告されています。今回の補助制度を活用することで、従来よりもはるかに経済的負担を軽減した形で、防護体制の整備が可能となります。
また、この制度は農業者だけでなく、地域の食料供給や生態系バランスの維持にも間接的に寄与しています。被害を未然に防ぐことは、農地の保全や営農の継続可能性を支える重要な施策であり、地域全体の農業基盤の安定化にもつながります。特に、小規模経営の農家にとっては、防護資材への初期投資がネックとなるケースも少なくありませんが、市の補助によって導入ハードルを大きく下げることができます。
小城市としては、こうした支援策を通じて、持続可能な農業の実現に向けた環境整備を進めており、地域住民や農業関係者からも高い関心が寄せられています。今後も野生動物による農作物被害の増加が予想されるなか、この制度を活用することで、実効性のある対策が可能となるでしょう。
農作物の被害に悩まされている方や、すでに一部被害を受けている方は、制度の活用を前向きに検討してみてください。地域全体で被害防止に取り組む姿勢が、持続可能な農業と安心して営農できる環境づくりの第一歩となります。
⇒ 詳しくは小城市のWEBサイトへ