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2025年8月2日

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展示会出展に最大100万円支援、和歌山県の海外展開補助金が令和7年8月27日締切で受付中

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令和7年 和歌山県 「令和7年度 海外展開支援補助金」二次募集

和歌山県およびわかやま産業振興財団では、県内の中小企業等が自社の製品やサービスを海外市場へ展開する取り組みを支援するため、「令和7年度 海外展開支援補助金」の二次募集を実施しています。この補助金は、海外展示会への出展や市場調査といった具体的な活動に対して経費の一部を補助するもので、国際競争力の強化や新たな販路の確保を目指す企業にとって、非常に現実的かつ効果的な支援制度となっています。

対象となるのは、和歌山県内に本社または事業所を有する中小企業、または創業者の中で、産業競争力強化法に基づく定義に該当する者、もしくはそれらから構成されるグループです。なお、資本関係や役員構成などの点で大企業と強く結びついているいわゆる「みなし大企業」は対象外となるため、申請の際には事前に該当の有無を確認しておく必要があります。

補助の対象事業は、大きく3つのコースに分類されます。まず「展示会コース」は、海外で開催される展示会等に出展するための事業で、補助金額は10万円以上100万円以内、補助率は経費の2分の1です。「市場調査コース」は、海外展開を目的とした市場調査を行う事業で、補助金額は10万円以上50万円以内、補助率も同様に2分の1となります。そして「展示会+市場調査コース」では、両方の活動を組み合わせて行うことができ、補助上限額は150万円までに拡大されます。

対象経費は、各コースによって若干の違いはあるものの、展示会への小間料、装飾費、通訳料や旅費、市場調査の委託費、広告費や資料作成費、借損料など、実際に必要となる幅広い費用が網羅されています。また、外注で市場調査を行う場合には、調査結果のレポートが納品されてからの支払いが原則であり、支出のタイミングにも注意が必要です。

補助対象期間は交付決定日から令和8年2月27日までとされており、この間に事業の実施およびすべての支払が完了していることが要件となります。とりわけ、クレジットカードで支払う場合には、決済日ではなく実際の引き落とし日が期限内である必要があるため、資金繰りを含めたスケジュールの管理が重要です。

申請は、令和7年8月27日(水)17時までに必要書類を提出することで完了します。提出方法は郵送または持参、または電子メールでの送信のいずれかが可能ですが、原本が必要な書類については郵送または持参が必須となります。事業計画書や収支予算書、各種証明書や経費根拠資料など、提出書類は多岐にわたりますが、それだけ申請内容の妥当性と透明性が重視されている証でもあります。

審査は書面審査により実施され、事業計画の実現可能性や効果、経費の妥当性、全体としての評価が判断材料とされます。申請内容に不明な点がある場合には、担当部署からの照会があり、それに対して期限内に回答する必要があります。審査結果は、採択・不採択に関わらず令和7年10月初旬頃に通知される予定です。

なお、補助対象経費については、すでに他の公的支援を受けている場合には対象外とされるため、重複申請にならないよう注意が求められます。補助金は精算払い方式であるため、事業終了後に提出される実績報告書と証憑類によって初めて支払いが行われる仕組みです。この点も資金計画の上で考慮しておくべきポイントです。

このように、本補助金は、海外市場への進出を本格的に目指す中小企業に対して、実務的かつ具体的な支援を提供するものです。特に、今後の国際展開を視野に入れている企業にとっては、自社の製品やサービスを海外で試す貴重な機会となり得ます。また、採用面でも「海外展開を積極的に進める企業」としての企業価値向上につながり、若手人材の確保にも寄与する可能性があります。

実施にあたっては、専門家のアドバイスを受けながら、海外市場への理解を深めつつ、確実に補助金を活用できるよう丁寧な準備が求められます。補助制度を最大限に活かすことができれば、和歌山県内から世界に向けて新たな価値を発信する中小企業の成功事例が生まれることが期待されます。

⇒ 詳しくは公益財団法人 わかやま産業振興財団のWEBサイトへ

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