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2024年7月19日

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2024年6月の地震活動総括 日本全国で観測された震度1以上の地震2386回

2024年6月の地震活動の評価 (令和6年7月9日公表)(地震本部)

2024年6月の地震活動に関する評価は、地震調査委員会が令和6年7月9日に発表したもので、日本各地における地震の発生状況やそれに伴う影響を詳細に分析した内容です。

6月中には震度1以上を観測する地震が全国で2386回発生しました。特に注目すべきは、石川県能登地方で発生した地震です。6月3日に同地方の深さ約15kmでマグニチュード6.0の地震が発生し、最大震度5強を記録しました。この地震によって負傷者が出るなどの被害が生じ、石川県では長周期地震動階級2も観測されました。能登地方は2020年12月から地震活動が活発化しており、2022年6月にはM5.4、2023年5月にはM6.5、そして2024年1月にはM7.6の地震が発生するなど、一連の地震活動が続いています 。

さらに、6月3日には同地域でM5.0の地震も発生しました。これにより、石川県で最大震度4を観測しています。能登地方の地震活動は依然として活発であり、2020年12月から2024年6月30日までに震度1以上を観測する地震が2386回に達しています。これまでの地震活動や地殻変動の状況を考慮すると、今後も強い揺れや津波を伴う地震の発生が懸念されています 。

6月の地震活動に関して、各地域別に見てみると以下の通りです。

北海道地方では特に目立った活動はありませんでした。東北地方では、6月23日に福島県沖でM4.9の地震が発生し、逆断層型の発震機構が観測されました。この地震は太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生しました​。

関東・中部地方では、6月3日に石川県能登地方で発生したM6.0の地震が最大規模であり、この地震の震源域は深部で逆断層型の発震機構を持っていました。6月中には同地域で震度1以上の地震が35回発生し、最大震度5強の地震も記録されました 。

近畿・中国・四国地方では、4月17日に豊後水道でM6.6の地震が発生した後も地震活動が続いており、6月1日にはM4.5の地震が発生しました。震度1以上を観測した地震は82回にのぼり、そのうち最大規模の地震は震度6弱を記録しています 。

九州・沖縄地方では、特に目立った活動はなかったものの、トカラ列島近海では6月18日から20日にかけてややまとまった地震活動がありました。この期間中に震度1以上を観測した地震が16回発生し、最大規模の地震はM3.7で震度3を観測しました 。

南海トラフ周辺では、特段の変化が観測されておらず、平常時と比べて大規模地震の発生可能性が高まったというデータはありませんでした。しかし、長期的には南海トラフ沿いでの大規模地震の切迫性が指摘されています。プレート境界の固着状況に関しても特段の変化はなく、今後も継続的な監視が必要とされています 。

地震活動の評価では、マグニチュード4.0以上及び5.0以上の地震発生数がそれぞれ95回及び10回で、6.0以上の地震発生数は1回でした。このように、地震活動の評価は全国各地の地震活動の詳細な分析とともに、地域ごとの地震の発生状況やその影響を評価する重要な指標となっています 。

2024年6月の地震活動の評価は、日本全国での地震発生状況を把握し、今後の地震対策に役立てるための重要な資料です。特に能登地方のように地震活動が活発な地域では、継続的な監視と防災対策が求められています。地震調査委員会の発表によると、今後も地震活動が続く可能性があり、地域住民や関係機関は引き続き警戒を怠らないようにすることが必要です。

このように、2024年6月の地震活動は全国的に見ても注目すべき出来事が多く、各地域の地震活動の評価が行われました。特に能登地方の地震活動は継続しており、今後の地震対策において重要な要素となっています。

⇒ 詳しくは地震本部のWEBサイトへ

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