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2025年1月26日

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Cyber Portに新機能導入!輸出入コンテナ追跡で物流効率を大幅向上

コンテナ貨物の海外におけるトラッキング機能をCyber Portに実装 ~輸出入コンテナ貨物の輸送状況を国内・海外とも一元的に把握可能に~(国交省)

国土交通省港湾局は、港湾物流手続きの効率化と生産性向上を目指し、「Cyber Port」というプラットフォームを運営しています。このプラットフォームは、輸出入コンテナ貨物の輸送状況を国内外問わず一元的に把握できる新たなトラッキング機能を2025年1月15日付で導入しました。この新機能の目的は、輸送状況をリアルタイムで把握することで、荷主や物流事業者の業務を効率化することです。

近年、コンテナ貨物輸送の可視性や到着遅延リスクの予見性が求められる声が増加しています。しかし、これまでは各船社の異なるホームページを利用し、それぞれに必要な情報を手動で入力する煩雑さが課題とされてきました。今回のトラッキング機能は、輸出入ともにコンテナのピックアップから返却まで、さらにはトランシップ(積み替え)港での状況も含む一連の輸送情報をCyber Portを通じて簡便に確認できるようにした点で、業界に革新をもたらすものです。

初期導入段階では、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)とMSCの2社が対応していますが、今後さらに対象船社を拡大し、より多くのユーザーが利用できる環境の整備が予定されています。この取り組みにより、従来は国内港湾での手続き状況や入出港状況しか把握できなかったのに対し、海外の輸送状況まで含めた一元的な可視化が可能となり、利用者の利便性が大幅に向上することが期待されています。

このような機能改善により、輸出業務では国内港湾を出港した後の進捗状況、輸入業務では国内港湾に到着する前の輸送情報も簡単に確認できるようになります。また、空コンテナの返却状況を含む情報をリアルタイムで追跡可能にすることで、効率的な物流管理が実現します。

さらに、Cyber Portはプラットフォーム全体を通じて、物流業務の電子化を促進し、煩雑な手続きの簡素化や生産性向上に貢献することを目指しています。これにより、日本の港湾物流の国際競争力が向上するとともに、関係者の業務負担が軽減されることが期待されます。

関心のある企業や事業者は、公式ポータルサイトで詳細な情報や最新のアップデート内容を確認できます。これにより、業務改善や新たなビジネスチャンスを探るきっかけとしても活用できるでしょう。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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