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2024年12月6日

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Jリーグでマイナンバーカード活用!顔認証で地域活性化への新たな一歩

平デジタル大臣、石川デジタル副大臣が「Jリーグ試合会場におけるマイナンバーカード活用に関する実証実験」を視察しました(デジタル庁)

2024年11月12日、平デジタル大臣と石川デジタル副大臣が、Jリーグ試合会場におけるマイナンバーカードの活用に関する実証実験を視察しました。この実験は、マイナンバーカードの利用シーンを広げる一環として実施され、試合会場での新たな利活用方法について検証が行われました。

今回の実証実験は、11月1日に川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦、11月9日に湘南ベルマーレ対北海道コンサドーレ札幌戦の2試合で行われました。具体的には、マイナンバーカードを活用して、顔認証端末による本人確認を行い、来場者の基本情報の確認や不正防止効果の検証、さらにはホームタウン活動への情報活用の可能性を調査しました。

平デジタル大臣と石川デジタル副大臣は、それぞれの会場で顔認証端末を体験し、そのスムーズな運用を確認しました。特に、認証の際にカードを使用することで、従来の手続きに比べ迅速かつ正確な本人確認が可能である点が注目されました。

Jリーグの試合会場での活用は、自治体との連携を強化し、地域活性化につなげるための一環として位置づけられています。全国60クラブが展開するホームタウン活動との相乗効果により、来場者の住所情報などを用いて地域とのコミュニケーションを深化させる試みが進められています。これにより、アウェイサポーターに対する特別なもてなしや、来場者の動態に応じた施策の実施が可能になることが期待されています。

また、不正防止においても効果が期待されています。特別な体験や景品を提供する際にマイナンバーカードで本人確認を行うことで、なりすましや転売行為の防止につながることが検証されました。

さらに、この取り組みは、Jリーグ以外のスポーツ分野への応用も視野に入れています。平大臣は視察後の取材で、「試合会場での顔認証による円滑な本人確認が実現できたことは、大きな前進だ。他のスポーツ競技においても、マイナンバーカードの利用シーンを広げる可能性を積極的に模索していきたい。」と述べ、今後の展開に意欲を示しました。

今回の実証実験は、マイナンバーカードのさらなる普及と利用促進に向けた重要なステップとなります。試合会場という身近な場所での利便性向上は、今後の全国的な利用拡大に寄与するだけでなく、地域社会との結びつきを強化する新たな手段として期待されています。

⇒ 詳しくはデジタル庁のWEBサイトへ

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