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2024年4月17日

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MADE IN JAPAN GAMES MARKET Steamで始まる日本ゲームの新時代

上記画像はイメージです。

Steamで日本のゲーム100タイトルを初特集、 世界249カ国への海外展開を後押し(JETRO)

2024年4月に、日本経済産業省の外郭団体であるジェトロは、日本のビデオゲーム産業の国際市場での存在感を高めるための新たな試みを行いました。世界最大のPCゲーム配信サービスであるSteamにて、"MADE IN JAPAN GAMES MARKET"と題された特集ページを開設したのです。この取り組みは、2024年3月18日から22日にかけてアメリカ・サンフランシスコで開催されたゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)と連携して行われました。

日本のゲーム市場は、伝統的にプレイステーションや任天堂Switchなどの家庭用ゲーム機が中心で、PCゲームのシェアは2%と少ない状況です。しかし、海外ではPCゲームが急成長しており、全世界のゲーム市場におけるPCゲームの割合は22%に上ります。この背景から、ジェトロは日本のPCゲームを世界に広めることを目指しています。

これまでジェトロは、日本のゲームメーカーが海外市場に進出するための支援を行ってきましたが、Steamのようなプラットフォームが普及することで、海外進出のハードルが大幅に下がりました。Steamを利用することで、制作者は簡単に自作のゲームを世界中に届けることができるようになりました。ただし、言語や文化の違いといった問題は依然として存在します。

ジェトロは、この問題を解決するために、"MADE IN JAPAN GAMES MARKET"特集を通じて、優れた日本のインディーゲームを世界市場に紹介しました。また、B2Bプラットフォーム「Japan Street」を通じて、海外のパブリッシャーとのマッチングも促進しました。この取り組みには44の日本のゲーム会社が参加し、オンラインとサンフランシスコのGDC会場で、2024年3月1日から29日までプロモーション活動が行われました。

この特集により、Steamの日本ゲーム特集ページは世界249カ国から約74,000件のユニークビューを獲得し、約471万件のユニークインプレッションを記録しました。参加企業の中には、このプロモーションによってSteamページのアクセス数や売上が向上したという声が多くありました。特にインディーゲームの開発者は、自分たちのゲームを世界市場に露出できたことを高く評価しています。

ジェトロは今後も日本のゲーム業界の海外展開を支援するための様々な施策を実施していく予定です。この取り組みは、日本のゲーム業界にとって、世界市場への扉をさらに広げる貴重な機会となっています。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ