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2024年10月18日

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PHR活用の新サービス10件が公開!大阪・関西万博での展示へ

【令和5年度補正PHR社会実装加速化事業】様々な領域でPHRを活用したユースケース10件を発表しました(経産省)

2024年10月8日、経済産業省およびEXPO-PHR運営事務局は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けた取り組みの一環として、10件のPHR(Personal Health Record)を活用したユースケースを発表しました。この取り組みは、PHRを通じて健康的な生活を支援し、誰もが自然と健康を手に入れられる社会の実現を目指すものです。

PHRは、日常生活の中で収集される健康関連データを一元管理する仕組みです。例えば、歩数、カロリー消費、バイタルサイン、健康診断結果などが含まれ、これらのデータを基に個々の健康状態をより深く理解し、改善につなげることが期待されています。今回発表されたユースケースでは、PHRを活用して運動、睡眠、食事などの分野で新たなサービスが提供される仕組みが検証されています。

このプロジェクトは、異なる業界からヘルスケア分野への参入を促し、多様なサービスが国民の健康ニーズに応えられるよう、PHRの利活用を推進しています。特に、生活関連産業を中心としたサービス事業者とPHR事業者が連携し、共通の情報連携基盤「PHR CYCLE」を通じてデータを共有する仕組みが注目されています。PHR CYCLEは、複数のPHR事業者のデータを統合し、1つのサービス事業者に提供することで、従来にはなかった新しい健康サービスの形を創出します。

この新たに構築されたPHR CYCLEは、PHRデータをユーザーが安全に利用できる環境を提供することを目指しています。データが様々なサービスで活用され、再利用される仕組みを「サイクル」として表現しており、カレイドスコープのように絶え間なく変化するロゴがその特徴を象徴しています。

さらに、この取り組みの成果は2025年に開催される大阪・関西万博で発表され、展示や体験が行われる予定です。万博の「健康とウェルビーイング」に焦点を当てたテーマウィークでは、EXPOメッセとFLE(フューチャーライフエクスペリエンス)において、これらのPHRユースケースが紹介されます。また、一部の体験は万博会場外やデジタルプラットフォームでも提供され、万博期間中を通じて多くの人々にPHRの可能性を広めることが期待されています。

このプロジェクトの最終的な目標は、PHRを日常生活に自然と取り入れ、健康を意識せずとも維持できる社会を作り上げることです。多種多様なヘルスケアサービスが、PHRを介して国民一人ひとりの生活に密着し、個別の健康管理を支援する未来が近づいています。大阪・関西万博での発表に向け、今後さらに実証が進められ、より多くのPHRを活用したサービスが世に出ていくことでしょう。

⇒ 詳しくは経済産業省のWEBサイトへ

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