2024年3月12日
労務・人事ニュース
健康を守るための一歩 新しい薬物規制の施行
危険ドラッグの成分3物質を新たに指定薬物に指定(厚労省)
厚生労働省は、ある危険な薬物に含まれている3つの成分を新しく厳しく管理する薬物と定めました。この決定は、直近に開催された薬事関連の審議会で、これらの成分が健康に害を及ぼす可能性が高いと判断されたことに基づくものです。この新たな規制は、令和6年3月16日から実施されます。
これらの成分については、医療目的以外での製造や販売、持ち運び、使用が全面的に禁止されることになります。特に、これらが含まれる製品の不正な流通を防ぐため、国境を越えた取り締まりを強化する予定です。厚生労働省は、危険な薬物が海外から持ち込まれたり、不適切に使用されたりすることを防ぐために、輸入に関する対策も強化します。
さらに、インターネットを通じた販売を含む、未承認または未許可の薬物の取り扱いに対する監視を、医薬品や医療機器の品質、有効性、安全性を保証するための法律に基づき強化する方針です。これにより、市場での不正な流通を根絶し、消費者の健康を守ることが目指されています。
厚生労働省は、事業者に対して、これらの危険な薬物の販売、購入、輸入などを行わないように厳しく警告しています。このような行為は、重い刑罰の対象となり得るため、極めて慎重な対応が求められています。
この新しい規制は、人々の健康を守り、危険な薬物の不正な流通を防ぐための重要な一歩とされています。厚生労働省は、これらの成分を含む製品が医療目的以外で使用されることがないよう、関連する法律に基づき、継続的に取り組んでいくことを強調しています。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ