2024年10月19日
労務・人事ニュース
宇部市健康経営支援補助金で中小企業の健康管理を支援!最大30万円の補助金
令和6年 宇部市健康経営支援補助金
宇部市は、市内の中小企業を対象に「健康経営支援補助金」を提供しています。この制度は、企業が従業員の健康管理に積極的に取り組むことで、従業員の満足度を向上させ、企業の人材確保に寄与することを目的としています。企業が「健康経営優良法人」として認定されるための取り組みを支援するもので、従業員の健康を経営戦略に組み込み、より持続可能な経営を目指す企業を後押しします。
補助対象者は、宇部市内に事業拠点を持つ中小企業で、1年以上事業を継続しており、今後も事業を継続する意思があることが条件です。また、宇部市税の滞納がなく、補助金申請年度に「健康経営優良法人」に認定され、年度末には「宇部市健康サポーター(事業所部門)」に登録されている必要があります。さらに、継続して健康経営優良法人の認定を受けている事業者は、その効果を検証する取り組みも行うことが求められています。
補助金の対象となる事業は、健康経営優良法人の認定基準を満たすための取り組みです。具体的には、従業員の定期健診やがん検診の受診を奨励する取り組み、ストレスチェックや再検査の受診勧奨、食生活の改善や運動機会の増進に向けた活動などが含まれます。また、職場での受動喫煙防止策や、健康経営優良法人認定申請にかかる費用も補助の対象となります。これらの取り組みを通じて、企業は従業員の健康管理を強化し、職場の環境改善を図ることが期待されています。
補助金は、新規に健康経営に取り組む事業者と、継続して取り組む事業者で区分されており、それぞれに補助率が定められています。新規事業者には補助対象経費の2/3以内で、上限が20万円、下限が3万円の補助が提供されます。継続事業者の場合も同様に2/3以内の補助で、上限は30万円、下限は3万円となります。なお、千円未満の端数は切り捨てとなります。
ただし、補助対象外となる経費もあり、事務処理用のパソコンやスマートフォンなどの汎用性のある機器、他の補助金や助成金が交付される事業、税理士や弁護士への報酬、消耗品や新聞購読料などは補助の対象外となります。
申請にあたっては、交付要綱や募集要領を確認し、必要書類を提出する必要があります。申請受付期間は令和6年9月30日から令和6年12月27日までで、申請書類としては、交付申請書や事業計画書、納税証明書、会社概要などが求められます。また、必要に応じて追加の書類を提出する場合もあります。
この補助金制度を活用することで、企業は従業員の健康管理を経営戦略に取り入れ、職場環境の改善を図りながら、地域経済の活性化にも貢献できるでしょう。
⇒ 詳しくは宇部市のWEBサイトへ