2023年12月23日
掲載
徳川美術館の宝物、九州で公開!大名の結婚式を豪華に彩る!
新春特別公開 徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度【フリーペーパー パコライフ 福岡県南・佐賀県・長崎県・熊本北・日田版、福岡版掲載 2023年12月21日号掲載】
新春特別公開 徳川美術館所蔵 国宝 初音の調度
九州で初めて公開される、徳川美術館の宝物「初音の調度」に注目を!
この国宝は、徳川家三代将軍家光の娘、千代姫の結婚の際に作られた特別な婚礼用品です。
「初音」の名は、千代姫が持参した調度の多くが『源氏物語』の「初音」の章から着想を得ていることにちなんでいます。
金と銀をふんだんに使い、精巧な蒔絵技術で装飾されたこの調度は、大名家の結婚式で用いられる最高峰の品として知られています。
今回の展示では、この国宝「初音の調度」から櫛箱、小角赤手箱、そして『源氏物語』「胡蝶」の場面が描かれた手箱の3点が展示されます。
さらに南部家の豪華な婚礼調度も一緒に紹介されるので、新年の華やかな雰囲気にぴったりです。
展示期間は令和6年1月1日から1月28日まで。
場所は文化交流展示室 第9室です。観覧料は大人700円、大学生350円ですが、高校生以下、18歳未満および70歳以上の方は無料でご覧いただけます。
この機会に、歴史に彩られた豪華な婚礼調度をじっくりとご覧ください。